転職戦略

20代(第二新卒)薬剤師の転職戦略は強みと弱みを理解することが重要

この記事にたどり着いた方は、転職をするべきか悩んでいる20代〜34歳くらいまでの比較的若手の薬剤師の方では無いでしょうか。

  • 「給与が全然上がらないがこのままで大丈夫だろうか」
  • 「薬剤師として学べていない、スキルが習得できていないことが不安」
  • 「職場の雰囲気が悪く精神的に疲弊してる」

こんな気持ちで仕事を続けていませんか。

この記事では転職を悩む20代〜34歳くらいまでの比較的若手の薬剤師に向けて、「本当にお勧めできる転職エージェント」を紹介します。

さらに

  • 転職に失敗してしまう20代薬剤師の特徴
  • 本当に転職が必要かの確認
  • 20代(第二新卒)の薬剤師の転職戦略
  • 転職エージェントの100%フル活用方法

など転職の成功に向けた秘訣を徹底解説していきます。

としき

最後まで読んでいただければ、20代~34歳くらいまでの転職が成功すること、間違いなしです!

ウィッチガール

この記事で「本当に転職が必要かの確認」までしてもらえるのはありがたいよ!

事前に読んでほしいこと
🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽
新型コロナウイルスの影響で、各転職エージェントの求人数は減少傾向にあります。
基本戦略としては、いずれの年代・勤務形態であっても求人数が多い転職エージェントへの登録が大前提となってきています。
当サイトでのおすすめの転職エージェントのランキングは求人数の多さも考慮してあります。
求人数の多さに加えて、転職の目的や自身の年代によっても登録すべき転職エージェントが変わってきます。
いち早く登録してライバルより先に非公開求人にアクセスしたい方は

こちら

の章から読み進めてください。

この記事の監修者
  • 現場の薬剤師として白衣を着て22年
  • 保有資格歴|薬剤師免許/認定薬剤師/禁煙指導薬剤師/薬局実務実習指導薬剤師(調剤薬局)/健康サポート薬局研修終了済(調剤薬局)
  • 過去の役職経験実績|管理薬剤師(調剤薬局)/エリアマネージャー(調剤薬局)/採用担当者(調剤薬局)/毒劇物取扱責任者(調剤薬局)/学校薬剤師/薬剤部長(病院)/医薬品取扱責任者(病院)/麻薬管理者(病院)
目次▼好きなところから確認できます▼
  1. 20代(第二新卒)の薬剤師が登録すべき転職エージェント3選
  2. 転職に失敗してしまう20代薬剤師の特徴は?
  3. 自身の強みと弱みを理解しよう
  4. 転職が本当に必要かを確認
  5. 20代(第二新卒)の薬剤師の転職戦略
  6. 20代(第二新卒)薬剤師の転職希望者がエージェントを利用すべき理由
  7. 転職エージェントの100%フル活用方法(しかも無料で!)
  8. 転職エージェントに良い仕事をしてもらうためには
  9. 20代(第二新卒)薬剤師からよくある質問
  10. この記事のまとめ

20代(第二新卒)の薬剤師が登録すべき転職エージェント3選

結論からです。

としき

20代(第二新卒)の薬剤師の転職戦略において、登録すべき転職エージェント3選です。

まずはこの3社の中から2社、もしくは3社全ての登録をして転職活動をスタートさせましょう。

にゃんハム

複数登録した方がいいの?

としき

年代に限らない薬剤師全体の傾向ですが、転職成功(ここでは年収アップとします)した薬剤師は平均で4〜5社の転職エージェントに登録していたというデータがあります。

登録エージェント数は多ければいいわけではありませんが、2〜3社の登録がほとんどの薬剤師にとって必要であることは間違いなさそうです。

ここで選んだ転職エージェントはいずれも20代向けの求人が豊富なので、複数登録で転職成功の確率がアップするのは間違いありません!

当サイトでのお勧め転職エージェントの絞り方
当サイトでのお勧め転職エージェントの絞り方

ファルマスタッフ

としき

それでは20代の薬剤師におすすめの転職エージェント1社目です。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

#20代 #30代 #第二新卒 #調剤薬局 #女性におすすめ #ハイクラス(高収入)求人
こんな人におすすめ
・20代の転職希望薬剤師
・第二新卒の薬剤師
・34歳くらいまでの比較的若手の薬剤師
得意業種:調剤薬局、病院、ドラッグストア
対応エリア:全国
薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」
にゃんハム

求人数の多さと若い薬剤師への対応が良さそうで、安心感があるね

ウィッチガール

大手のエージェントっていうのも安心材料よね

メリット

  • 求人数が多い
  • 転職に慣れていない若い求職者へのサポートが手厚い
  • 大手ホワイト企業の求人が多い

デメリット

  • 40代以降の求人は少なくなる
  • 担当者のタイプも様々
としき

ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます

結局、いろんな情報をくれるかどうかが一番。

担当者の人柄も良いに越したことはないけど、好条件の求人があるかが大事でしょ。

私が担当してもらった方は、人柄も他のとこよりダントツだったから大当たりw

_アラサーみさこ(@misamisa335)May.2.2021

ヤクマッチ

としき

それでは20代の薬剤師におすすめの転職エージェント2社目です。

業界トップクラスの求人数!薬剤師転職なら「ヤクマッチ」

#20代 #30代 #第二新卒 #調剤薬局 #病院薬剤師
#女性におすすめ #派遣薬剤師 #パート薬剤師
こんな人におすすめ
・いろいろな業種の求人を見てみたい
・勤務形態も悩んでいる
得意業種:調剤薬局、病院、ドラッグストア
対応エリア:全国
業界トップクラスの求人数!薬剤師転職なら「ヤクマッチ」
にゃんハム

他には無いような求人もここなら期待できるかも

ウィッチガール

調剤併設のドラッグストア求人も見つかった!

メリット

  • ユニークな求人が見つかることあり
  • 勤務形態も迷っている場合は便利
  • 教育研修に強い企業の情報をもらえる

デメリット

  • 求人数は最大手に劣る(が十分な数)
  • ユニークな求人を求めなければ他の転職サイトでも代用可?
としき

ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます

ドラッグストアか調剤か迷ったけど最終的には調剤薬局を出店しているドラッグストアに決めた

検索すると色々出てくるから、何かしら発見があるよ

_ゆうた0623(@yuuuuta_0623)Dec.11.2021

お仕事ラボ

としき

それでは20代の薬剤師におすすめの転職エージェント3社目です。

【薬剤師の派遣・転職 お仕事ラボ】面接交通費一律3万円(初回)♪

#20代 #30代 #40代 #シニア #第二新卒
#調剤薬局 #ドラッグストア #女性におすすめ
#派遣薬剤師 #パート薬剤師
こんな人におすすめ
・ミスマッチをできる限り回避したい
・調剤薬局か病院薬剤師で転職を考えている
得意業種:調剤薬局、病院
対応エリア:全国
【薬剤師の派遣・転職 お仕事ラボ】面接交通費一律3万円(初回)♪
にゃんハム

時間をかけてでも慎重に行きたい場合はここだね

ウィッチガール

就職後のミスマッチが少ないのは安心、長く働きたいもんね

メリット

  • 紹介後の定着率95.6%
  • ミスマッチを高確率で回避できる
  • 逆指名のシステムあり

デメリット

  • 病院薬剤師の求人が少ない
  • サポートが手厚い分、急ぐ転職は難しい
としき

ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます

前のところは会話もなくてギスギスした関係が嫌だった

雰囲気重視を伝えたら、店舗の管理薬剤師とも事前に話せたのが良かった

実際に店舗と人を観れたのは安心感がある

_リューサ(@0112skyhi)Nov.25.2021

特にコロナ渦で転職活動は情報戦の要素が高まっています。

としき

ポイントはSNSでの情報収集や非公開求人へのアクセスになってきています。

転職に失敗してしまう20代薬剤師の特徴は?

転職活動を始める前に失敗してしまう方はどんなことを反省しているのでしょうか。

SNS、クラウドサービスでのアンケート調査からある程度傾向が見えてきました。

としき

20代で転職活動に失敗してしまう人には、いくつか傾向があるようです。

失敗する特徴①何の為に転職するのか分かっていない

今の職場への不満が先行するあまり、転職の目的をはっきりさせないまま転職活動を進めて、結果思うような職場でなかった事例が見られます。

としき

目的を決めない転職活動は、ゴールを決めていないマラソンを走り出すようなものだよ

ウィッチガール

何それっ、こわっ!

例えば

  • 雰囲気が悪い職場で疲弊した、雰囲気や人柄重視で就職先を決めたい
  • 学べない職場であることに気がついた、スキルが身につく職場を希望する

など最初に目的を決めることは重要です。

失敗する特徴②転職先に求める条件が絞り込めていない

求人を紹介してもらうと、その企業の魅力的な情報が入手できます。

果たしてその情報を集めるだけで、理想的な転職ができるでしょうか。

としき

大事なことは、転職するにあたって条件の優先順位を見つけることです。

そもそも自分の希望を全て満たす企業は存在しません

そんな企業を求めていては、いつまでも転職先を決めることはできません。

ポイント

  • 自分の希望を全て満たす企業はないと心得る。
  • 求める条件には優先順位をつけておこう。

失敗する特徴③逃げの転職を繰り返している

研究発表を求められたから嫌になった

かかりつけ薬剤師の件数アップを求められたが自分には難しい

レセコンの入力まで求められた、事務員の仕事だと思う

仕事をしていると、このように今の自分の経験では難しい業務や苦手なことも発生します。

壁にぶつかるたびに転職を考えているとキリがありません。

みなさんが考えなければならないのは、嫌できつい仕事の先に自分のスキルアップがあるかどうかです。

今の自分の実力では難しいことも、仲間と共に乗り越えることで成長ができます。

どこの職場でも、どんな職種でも同じです。嫌なことや辛いことがあります。

目の前の困難から逃げることが目的の転職は、将来大きな損失となって自分に返ってきます

ウィッチガール

学会での発表は確かに緊張したし嫌だったけど、学びがあったし何より共同発表した同期の薬剤師とは本当の仲間になれた気がしたよ。

としき

そういうこと!

苦労は買ってでもしなさいって昔の人は言ってたよね。

壁を乗り越えた経験が将来の自分の財産になるんだ。

失敗する特徴④転職市場の情報収集が出来ていない

薬剤師はどこに行っても引く手あまた

今の給料って安いと思う

ブラック企業に就職してしまった

本当なら、転職の理由として問題ないでしょう。

ですが本当にそうでしょうか。

そもそも20代の薬剤師が転職をする場合は、初めて就職した企業のことしか知らない場合がほとんどだと思います。

論理的に考えるのであれば、何か比較対象があってこそ生きてくるのがデータです。

今の職場の情報だけで転職を決めるのは非常に危険です。

にゃんハム

そうか、だから悩んだら転職エージェントに相談するのか

としき

そうだね!

他の職場環境を知ることができるからね。

場合によっては転職活動を始めることで今の職場の良さに気がつくこともあるかもしれないよ。

転職は情報戦です。

転職市場の情報を熟知した転職エージェントの協力なしに、20代の転職活動は難しいと言えそうです。

としき

転職に失敗する20代薬剤師の特徴のまとめます

転職に失敗する20代薬剤師の特徴

  • 何の為に転職するのか分かっていない
  • 転職先に求める条件が絞り込めていない
  • 逃げの転職を繰り返している
  • 転職市場の情報収集が出来ていない

みなさんはここから学び、転職の成功を勝ち取ってください。

悩んだらまず登録におすすめの転職エージェントはこちらです。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

自身の強みと弱みを理解しよう

転職を成功させるには情報収集と同じく大事なのが、自分の強みと弱みを把握することです。

自分の強みと弱みが把握できていないと、求人先への自己アピールが的外れなものになってしまう可能性があります。

最悪の場合は最終面接の段階で、何も答えられず内定を逃すことにつながってしまいます。

としき

事前に準備することで、弱みはアピールポイントに変換することもできますよ。

ウィッチガール

それ、、、教えてください!

20代(第二新卒)薬剤師の強みとは

としき

20代の薬剤師の強みってなんだと思う?

ウィッチガール

えー、なんだろ。

経験のない薬もいっぱいあるし、他職種や患者さんと話すのも緊張するし。

強みある?

これは若手の薬剤師さんに限ったことではありません。

自分の魅力や強みに、自分で気がつくことは経験がある年長者でも難しい場合があります。

20代の薬剤師の魅力は、ズバリ

としき

20代であることです!

にゃんハム

、、、ちょっと何言ってるかわからないですね、、、

としき

説明しますねw

実はみなさんが20代であれば、それだけで採用担当者にとっては魅力です。

理由はいくつかあります。

  • シニア薬剤師に比べると期待される勤続年数が長い
  • 他の企業の特殊なやり方に染まっておらず、自社のやり方を習得しやすい
  • 活動的に動ける
  • アプリ操作など基本的なITスキルに長けている
  • 最先端の医療機器や薬歴システムの導入に抵抗が少ない
  • 公務員薬剤師など年齢制限のある求人に応募できる

自分の強みは本人にとってはごく自然な当たり前のことになりがちなので、自身で気が付きにくいことがあります。

自身の強みの再発見をしてくれるのも優秀な転職エージェントの仕事です。

もしまだ転職エージェントへの登録に悩んでいるなら、まずはここから登録がおすすめです。

コロナ渦で全体的に求人数が減少の中でも業界最大級の求人数を保っています。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

20代(第二新卒)薬剤師の弱みとは

逆に20代の薬剤師の弱みはすぐに思いつくのではないでしょうか。

にゃんハム

自分の薬局の薬しか自信がないことかな。

ウィッチガール

難しい薬や気難しい患者さんの対応は緊張しちゃう。

看護師さんやドクターと話すのも苦手です。

転職する際には強みと弱みを把握することが大事と述べてきました。

としき

こういった弱みをどのように転職活動に活かしていくのか少し考えてみましょう。

弱みをアピールポイントに変換して成功を勝ち取る

企業の採用担当者は若手の薬剤師が求人に応募してきたときに、即戦力としては経験が十分でないことは十分理解しています。

むしろ期待していることは、上でも述べた「若さ」や「伸び代」です。

この強みにさらに武器を追加します。

弱みをアピールポイントに変える方法です

例えば

「今の自分の薬局の薬の知識しかない」

と言えばこれはただの弱みです。

これを採用担当者へのアピールに変換すると

限られた薬の知識しかないので、新たな診療科にチャレンジして薬識の幅を広げたい

となります。

もしあなたが採用担当者だったらどう感じるでしょう。

私なら、この若手の薬剤師はうちの薬局の薬を積極的に学んでくれそうだなといった印象を持ちます。

ポイント

  • 自身の強みを理解することはもちろん大事。
  • 弱みも採用担当者へアピールポイントに変換して訴求できる。

転職が本当に必要かを確認

20代の皆さんはおそらく転職は初めての経験でしょう。

はじめての就職では比較対象もないわけなので、じっくり考えてから決断をしましょう。

としき

そもそも本当に転職が必要なのか考えてみましょう。

給与が飛躍的に伸びることはまずない

はじめての就職であれば自分の昇給額が悪いのか恵まれているのかの判断基準は持っていないと思います。

おそらく多くの方は1年間頑張って、たったこれだけの昇給かと感じたはずです。

多くの企業では1年勤めただけで、給与が飛躍的に伸びることもなければ退職金などがつくこともないでしょう。

給与が思ったより伸びないことは、多くの企業で同じです。

転職理由にはならないことが多いようです。

にゃんハム

そもそも他の職種と比べると、薬剤師は初任給が高く設定してあるね

薬剤師として、まだかけだしの時期

今の職場でまだ学ぶことがまだあるのであれば、転職を決断するのは時期尚早です。

はじめての就職や薬剤師人生のスタートの時期で、辛いことやきついこと、緊張することがあるのはどこにいっても一緒です。

尊敬できる先輩からの指導や、学ぶべき業務、関係性を深めたい他職種の存在など、考えると現職で学べることは意外と多く見つかります

ウィッチガール

私の場合はまだ自分の職場の薬すら全部学べてないよ、、、

20代の薬剤師が転職を決める決定打は3つ

では20代の薬剤師が転職を決断すべき決定打はどこにあるのでしょうか。

このサイトで提唱する、20代の薬剤師が転職を決断すべきポイントは3つです。

学べない環境

20代の薬剤師にとって最重要課題は、多く学び経験を積む事です。

この学びや経験がない職場は致命的です。

環境で学べない場合と、先輩上司の力量不足で学べない場合があります。

地域や年齢、業種を考慮して平均給与以下

給与は就職先を決める上で全てではありません。

しかしながら奨学金の返還や、日々の生活など、ある程度の収入がないと人生が好転しないのも事実です。

働きに比べて給与が明らかに少ない場合、例えば平均給与以下の場合などは転職エージェントに相談し転職活動からはじめて良さそうです。

統計データによると24歳から35歳の間は、薬剤師の平均給与はもっとも伸びる時期です。

この時期にあまりにも給与が伸びにくい環境にいると、35歳以降の昇給に影響する場合があります。

転職した時の給与は前職を考慮する求人も一定数存在します。

ある程度の給与を確保しておくことも、将来の給与確保を意識すると必要なことなのです。

最初に登録する転職エージェント先をまだ迷っていませんか。

当サイトでは最初に登録する転職エージェントはこちらをお勧めしています。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

精神的にもたない(雰囲気が悪い)

現場での人間関係は本当に様々です。

毎日、経営者と雑談のように近い距離で話せる職場もあれば、厳しい薬局長の元ピリピリムードで緊張感の高い現場までいろんなケースがあります。

文字通り、千差万別と言って良いでしょう。

どういった現場が働きやすいかは個人によって好みが分かれます。

精神的に疲弊するほど、合わないと感じる場合は転職を決断しても良い状況です。

その職場の雰囲気が自分に合わなかったとしても罪悪感を持つ必要はありません。

そもそも全ての新卒者がはじめて就職した先が自分のとって最高の職場であることの方が不自然です。

相性が悪いことは誰にだって起こり得ることです。

としき

転職すること自体は悪くありません。

決断したのなら必要以上に自分を責めないでくださいね。

20代の薬剤師が転職を決める決定打

  • 学べない環境である
  • 業種やエリアの平均よりも低い給与
  • 精神的にもたない

20代(第二新卒)の薬剤師の転職戦略

ではここからは、実際にどういった方法で20代の薬剤師が転職を成功させていくのかその戦略に迫ります。

としき

状況により多少変わることもありますが基本戦略は皆同じですよ。

給与の高さのみを狙った転職はNG行動

給与を年齢や業種の平均と比べ、多少平均値より上を狙うのはありです。

しかしながら給与額だけにフォーカスした転職活動はNGです。

20代〜34歳までは、将来のキャリアアップに向けて基礎となるスキルアップが重要な時期です。

いろいろな出会いや経験をして選択肢を増やし、薬剤師としても自分の将来像を見つける時期と言っても良いでしょう。

この時期に特定の偏った知識のみしか学べなかったり、一人薬剤師で先輩や同期薬剤師からの情報量が少ない現場はリスクがあります。

としき

20代の時期に報酬アップばかりに条件を絞るのは危険ですよ。

30代後半の飛躍に向けてスキルを高めることが大事な期間

35歳以上のキャリアアップや収入アップを狙う上でも、20代〜34歳くらいまでの経験や学びは重要です。

求人先を選定する際には、教育研修に関する情報やその企業の事業展開の多様性、先輩薬剤師や同期薬剤師との関わり方なども考慮するようにしましょう。

また将来的に報酬をあげていくことを希望する方も多いと思います。

その場合は遅くとも34歳くらいまでには自分の望む職種の現場の運営については、収益の構造の理解まで含めてマスターできるようにしておかなくてはなりません。

昇進を望まない場合も、投薬や患者対応・顧客対応については、どこへ行っても即戦力のレベルまで自分を高めておくことは必須となります。

35歳以降で患者対応や顧客対応スキルを有していない薬剤師は、さらなるステップアップの転職を計画する場合に不利になってくるからです。

としき

将来を考えると、遅くとも34歳くらいまでには患者対応や顧客対応はどんな現場でも即戦力レベルになっておくことを目指しましょう。

平均給与以上に加えて望むスキルを学べる環境を狙う

将来的に高収入を狙う場合は、平均給与以上という条件もこだわった方が将来的には有利となります。

求人の中には提示される年収金額に幅が持たせてある場合があり、前職の年収を考慮されることがあります。

こういった場合には、前職の年収が低いことは条件面で不利になってしまうことがあるからです。

にゃんハム

平均よりも少し上の給与で、学びが多そうな求人案件を見つけるべきってことだね。

としき

平均値のリサーチは担当者に任せてしまいましょう。

自分の時間はそのほかに回すと効率的に転職活動を進められます。

20代の薬剤師の転職戦略

  • 給与の高さのみを狙った転職はNG行動
  • 30代後半の飛躍に向けてスキルを高めることが大事な期間
  • 平均給与以上に加えて望むスキルを学べる環境を狙う

20代(第二新卒)薬剤師の転職希望者がエージェントを利用すべき理由

転職エージェントをネット検索していると

転職エージェント 使わない方がいい

と言った検索キーワードが見られます。

そういう情報発信をしている人がいるんでしょうね。

敵対するつもりはありませんが、あえてこのサイトではそういった意見に反論します。

としき

20代の転職希望の薬剤師は転職エージェントを利用すべきです。

理由について解説していきます。

もし理由はなんでもいいから早く登録したいという方がいたら、まずはこのサイトから登録してみてください。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

ほとんどの方が初めての転職で不慣れ

理由の一つ目は20代の転職者はほとんどの方がはじめての転職であるからです。

言い方を変えると、薬剤師としては自信をつけてきたとしても、転職に関しては素人ということです。

薬剤師の転職業界はコロナ渦の前後で一変しました。

求人数はどの業態でも減少傾向にあり、大手の転職エージェントでも登録求人数は減少傾向にあるという事実があります。

としき

転職に関して素人の薬剤師が知識なしで飛び込んでも、成功する確率は下がっているということです。

非公開求人を紹介してもらえる

はじめての転職ということは、公開求人と非公開求人の違いも必ず理解しておく必要があります。

理由は別記事で深堀しているので詳細は割愛しますが、人生を好転させるような好条件の求人は、理由があって非公開となっています。

この非公開求人にアクセスするのに、どうしても転職エージェントへの登録が必要となります。

としき

はじめての登録後は公開求人と比べて、高収入の求人案件の多さに驚くかもしれませんね。

[関連記事] 転職サイトと転職エージェントの違い

書類選考の通過から最終面談まで、手厚いサポートが受けられる

求人数が減少傾向である現在は、好条件の求人に対して求職者が集まる傾向にあります。

場合によっては書類選考を通過しないと、面談までたどり着けないことも実際に起きています。

こういった状況のなか、最終面談まで勝ち残り、内定を獲得している求職者の多くは転職エージェントを利用しています。

転職エージェントを利用することで、書類の添削や面談への同行などで単独の求職者とは大きな差がつくというわけです。

としき

給与アップに成功した転職者の7割以上が転職エージェント経由です。

あるデータでは内定を獲得した転職成功者の平均登録エージェント数は4〜5社となっているそうです。

ウィッチガール

転職エージェントに登録しているかどうかは結果に大きく影響しそうだね

20代の転職希望の薬剤師は転職エージェントを利用すべき理由

  • ほとんどの方が初めての転職で不慣れ
  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 書類選考の通過から最終面談まで、手厚いサポートが受けられる

転職エージェントの100%フル活用方法(しかも無料で!)

としき

ではここからは転職エージェントの具体的な活用方法に切り込んでいきます。

まだ1社も登録していない方は、まずはファルマスタッフの登録を済ませておくことをお勧めしています。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

自己診断、面談を通して自身の強みと弱みを確認

繰り返しになりますが、自分の強みと弱みを把握することは重要です。

特に強みを理解していないと、書類でも面接でも唯一の商品である自分自身を売り込めないからです。

自分では見つけられないような自身の強みも、優秀な転職者は見逃さず言語化してくれます。

にゃんハム

若さが強みなんて自分では思いもしなかったよ

弱みをアピールポイントに変える

さらに優秀な転職エージェントは自身の弱みでさえも、採用担当者へアピールする武器に変えます。

この作業は転職活動に慣れていない場合には、担当のエージェントにサポートしてもらうことは非常に重要です。

ウィッチガール

強みを見つけてもらえて、弱みも武器にしてもらえたら最強じゃないですかー!

給与相場や地域の傾向などの調査は基本丸投げ

給与相場は水物のように変化します。

昨年の情報が通用しない場合もあります。

年齢、経歴、都道府県、業種、など様々な要因を分析して自分の条件に当てはまる平均給与を算出するのは、手間と時間のかかる作業です。

ただでさえ忙しい現職を続けながら、この作業を自分でこなすのは大変困難です。

この辺の作業を転職エージェントに投げてしまうことで転職活動を効率化できます。

しかしながら注意点が一つあります。

担当の転職エージェントが優秀かどうかの判断です。

優秀であれば問題はないのですが、もちろんそうでない場合もあり得ます。

ここで重要なのが、このサイトでも再三に渡って伝えている複数サイトへの登録が重要な理由です。

何かを判断するときには比較対象のデータが必要だからです。

にゃんハム

なるほど。

複数の担当者の話を聞けば、無能なエージェントの意見に流されるリスクも減らせそうだね。

としき

ですので20代の薬剤師が転職活動する場合は、この記事の冒頭の厳選した3社に登録しておくことを強くおすすめしています。

まだ1社も登録していない方は、まずはファルマスタッフの登録を済ませておくことをお勧めしています。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

面接に向けての準備もフォローしてもらう

面接に向けての作業は大変エネルギーを使います。

中には職務経歴書などの作成を代行してくれるところもありますが、やはり可能な限り自分で作成した方が正確なものが出来上がります

そういった大変な作業と同時進行で、全ての必要書類の確認や日程調整を自分自身で行うと、どこかでミスが出てしまってもおかしくありません。

自分自身は書類の作成や、面談の予行練習に注力し、日程調整などの作業を任せられることも転職エージェントを活用する大きなメリットです。

としき

履歴書や職務経歴書の添削や、最終面談への同行フォローなど、なんでも相談してみましょう。

このサイト内で紹介している転職エージェントは、電話でもオンラインでも相談が可能なところを厳選しています。

相性が悪いなら転職エージェントを変えることも考慮

担当者が優秀であっても人間同士の付き合いなので、どうしても相性が悪いこともあるかもしれません。

そんな時は転職エージェントの会社自体を変えてみるのも有効な手段です。

転職は自身の人生での重要イベントですので、妥協案でなんとなく活動を進めるのは無しにしましょう。

自分の人生の選択は、最終的には自己責任だからです。

にゃんハム

そうか、転職エージェントの会社はよくても担当者との相性もあるのか。

[関連記事] 薬剤師が転職エージェントと付き合う際の注意点

最終的な決断が心配な場合は

応募したい企業が決まってもなお、最終的な決断に不安がある場合はネットを活用して口コミ情報を集めるのも安心材料になる場合があります。

ネットでの口コミが気になる方は、こちらの2つのサイトを利用することをおすすめします。

おすすめ口コミサイト2選

  1. 『Openwork(旧Vorkers)』
    企業のリアルな情報を知ることができる
    【公式】https://www.vorkers.com/
  2. 『転職会議』
    幅広い企業に対しての口コミを掲載
    【公式】https://jobtalk.jp/

転職エージェントに良い仕事をしてもらうためには

優秀な転職エージェントに出会えたとして、その担当者に良い仕事をしてもらうにはどうしたらいいのでしょうか。

優秀な担当者は多くの担当求職者を抱えています。

その中で好条件の求人情報を自分に流してもらう必要があるわけです。

としき

大事なことは良好な人間関係を築くことと、担当者のタイプが自分にあっているかどうかです。

良好な人間関係が大事

恋愛でも家族でも職場でもそうですが、良好な人間関係を築くには相互の努力はある程度必要です。

求職者と担当エージェントの関係も基本的には変わりません。

例えばですが横柄な態度を取らない、会って面談する場合や書類などをやり取りする場合は約束の時間を守るなどは当然の誠意です。

着信履歴が残っていれば、折り返しの連絡は極力早めを心がけましょう。

そういった細かな行動の積み重ねが、担当エージェントにこの求職者は優良企業におすすめできる人材だと思わせる土台づくりとなります。

としき

その他、面談に同行してもらうにしても、清潔感のある身嗜みに気をつけるなどは当然求められることになります。

担当エージェントにもタイプがある

誰でもそうですが、同じ仕事をするにしてもそれぞれの個性があります。

転職エージェントの仕事の進め方も同じで、人により違いがあります。

もし自分との相性が悪いと感じたら、担当を変えてもらったり、難しい場合は転職エージェントの会社自体を変えることも選択肢に入れて転職活動を進めてください

[関連記事] 薬剤師転職、担当エージェントを4つにタイプ分け、自分と相性のいいエージェントを見つけよう

20代(第二新卒)薬剤師からよくある質問

としき

最後に20代の転職希望者から良くある質問にお答えしますね。

Q1.転職しやすい時期はあるのか

A1.あります

求人数は年間を通して一定ではありません。

特に夏冬のボーナスをもらって退職する方は多いので、その時期は求人数が増える傾向にあります。

当然求人数の増加に伴い、転職の成功確率も高くなります。

Q2.最初の就職後1〜2年で、まだスキルの習得ができていないが転職可能か

A1.条件付きで十分可能です。

この記事でも論じてきましたが20代の薬剤師にとって逃げの転職はNG行動です。

目的を持った転職や理由が明確な転職は、どの職種でも転職可能です。

Q3.転職はまだ悩んでいる、強制されないか心配

A1.転職を強制されることはありません

心配な場合は、登録する段階で

数ヶ月以内での転職は考えておらず、今は情報収集だけしたい

と希望を伝えてもらえば大丈夫です。

もちろん好条件の求人が見つかれば、すぐに転職を決めて構いません。

この記事のまとめ

としき

ではこの記事の内容を簡潔にまとめます。

登録すべき転職エージェント3選

20代の転職希望の薬剤師が登録すべき転職エージェントは次の3社です。

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

業界トップクラスの求人数!薬剤師転職なら「ヤクマッチ」

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転職に失敗してしまう20代薬剤師の特徴

転職に失敗してしまう20代の薬剤師の特徴は次の4つです。

  • 何の為に転職するのか分かっていない
  • 転職先に求める条件が絞り込めていない
  • 逃げの転職を繰り返している
  • 転職市場の情報収集が出来ていない

自分の強みと弱みを理解

強み

  • 20代であること自体が強み

弱み

  • 経験不足や即戦力ではないこと

弱みは採用担当者へのアピールポイントに変換しよう!

転職が本当に必要かを確認

20代の薬剤師が転職を決断すべき決定打は以下の3つ

  • 学べない環境である
  • 業種やエリアの平均よりも低い給与
  • 精神的にもたない

20代(第二新卒)の薬剤師の転職戦略

  • 給与の高さのみを狙った転職はNG行動
  • 30代後半の飛躍に向けてスキルを高めることが大事な期間
  • 平均給与以上に加えて望むスキルを学べる環境を狙う

20代(第二新卒)薬剤師の転職希望者がエージェントを利用すべき理由

  • ほとんどの方が初めての転職で不慣れ
  • 非公開求人を紹介してもらえる
  • 書類選考の通過から最終面談まで、手厚いサポートが受けられる

転職エージェントの100%フル活用方法(しかも無料で!)

  • 自己診断、面談を通して自身の強みと弱みを確認
  • 弱みをアピールポイントに変える
  • 給与相場や地域の傾向などの調査は基本丸投げ
  • 面接に向けての準備もフォローしてもらう
  • 相性が悪いなら転職エージェントを変えることも考慮
  • 最終的な決断が心配な場合はネットの口コミも活用

転職エージェントに良い仕事をしてもらうためには

  • 良好な人間関係が大事
  • 担当エージェントにもタイプがある

ここまで20代の転職戦略について記事にしてきました。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。

ここまで読んでまだ迷っている方は、まずはファルマスタッフに登録してみましょう

としき

転職エージェントがどういったものかが理解でき、人生が動き出しますよ!

薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」

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としき
四度の転職でやりがいも給与もどちらも諦めない選択をしてきました。大手チェーン薬局のエリアマネージャー として採用担当もしていた経験から、実際に現場で役立つ情報を発信していきます。