みなさんは薬剤師として転職活動をする上で、管理職を避けて一般薬剤師としての勤務を希望することはありますか。
- 「一般薬剤師は給与が頭打ちなのでは?」
- 「経験を積んでスキルを伸ばせないのでは」
- 「管理職は大変なだけ、ヒラの薬剤師が気楽」
- 「役職に興味無し、大事なのは業務量と給与のバランス」
一般薬剤師として勤務するといっても、立場や環境でいろんな意見がありそうです。
この記事ではそんな不安や悩みを解決すべく、一般薬剤師として勤務するメリットやデメリット、向いているのはどんな人かを深掘りします。
- 管理薬剤師に挑戦するか悩んでいる人
- 一般薬剤師人でい続けるメリットを知りたい人
- 一般薬剤師で勤務を続けるデメリットを知りたい人
- 管理薬剤師のオファーを受けるかどうか悩んでいる人
- 一般薬剤師として働くメリット
- もちろんデメリットもある
- メリットとデメリットを考えて後悔のないキャリア形成をしよう
何事でもメリットとデメリットがありますね。自分にとって最良の選択ができるよう、担当エージェントとも相談を進めていきます。

一般薬剤師として働くメリットは増える傾向にある
現在は多種多様な働き方が認められており、薬剤師として働く上で管理薬剤師への昇格を目指すだけがキャリアアップではありません。
この記事では一般薬剤師として業務を続けることのメリット・デメリットを考えていこうと思います。
一般薬剤師だからこそのメリット
現在は多種多様な働き方が認められてきており、薬剤師も副業に従事する方が増えてきました。別記事でも取り上げましたが、管理薬剤師となってしまっては、主だった薬局と別の薬局に従事することは特例を除いては制限がありますので、他の薬局とのダブルワークを考えている薬剤師にとっては一般薬剤師でいることはメリットとなります。

また医薬品の管理監督や労務管理、売上などの計数管理も上長からの指示でフォローする事はありますが、責任まで求まられる事は基本的にはありません。目の前の患者さんの対応や自己研鑽のための学習など本来の薬剤師としての業務に邁進できることもメリットの一つです。
またパートタイムや派遣薬剤師など週の勤務日数を減らして働けることも、一般薬剤師ならではのメリットとなります。ワークライフバランスを重視する場合は一般薬剤師が有利となります。管理薬剤師となると基本的には終40時間程度の業務を求められるケースがほとんどです。
【一般薬剤師のメリット】
- 副業、ダブルワークに有利
- 管理薬剤師に比べ店舗内の責任は軽め(投薬の責任が免除される事はなし)
- 勤務日数を減らして働ける
もちろんデメリットもある
最初に思いつくデメリットは報酬を上げにくいことです。当然ですが管理薬剤師手当ては支給されません。
店舗外の取引先や医療機関との窓口も管理薬剤師が請け負うことが多いので、他職種との交流の機会は管理薬剤師に比べるとどうしても少なくなります。
また転職する際に、管理薬剤師の経験者は一般薬剤師としても勤務できますが、未経験だと管理薬剤師の求人の場合、採用が難しくなるケースもあります。
【一般薬剤師のデメリット】
- 管理薬剤師手当てが無い分、収入が上げにくい
- 経験値が上げにくい
- 転職する場合に管理薬剤師求人に応募できないケースがある
メリットとデメリットを見極めてキャリア形成しよう
ここまで管理薬剤師のメリットとデメリットを挙げてきました。長い薬剤師人生の中でいとどチャレンジしておくと、その後一般薬剤師として働く場合でも転職する場合でも生かされる場面はありそうです。
自分のキャリア形成の計画と照らし合わせて、チャンスが回ってきたら手をあげる準備はして置くことをお勧めします。
最後に。
あなたの転職が人生を好転させる実りあるものでありますように!