みなさんは薬剤師として転職を決めたときに
- 「辞めるのに最適な時期はいつだろう」
- 「何月に入職するのがベストのタイミングなんだろう」
- 「転職が成功しやすい時期ってあるのかな」
こんな疑問を持ったことはありませんか。
この記事では転職活動中だったり、これから転職をする可能性がある薬剤師に向けて、
「本当におすすめできる、最適な転職のタイミング」
を紹介します。
さらに
など転職成功の秘訣を徹底解説していきます。
最後まで読んでいただければ、給与アップの転職や人気求人の内定を手に入れられる確率が高まること間違いなしですよ!
ボーナスで損するのは絶対嫌です!教えてください!
- 現場の薬剤師として白衣を着て22年
- 保有資格歴|薬剤師免許/認定薬剤師/禁煙指導薬剤師/薬局実務実習指導薬剤師(調剤薬局)/健康サポート薬局研修終了済(調剤薬局)
- 過去の役職経験実績|管理薬剤師(調剤薬局)/エリアマネージャー(調剤薬局)/採用担当者(調剤薬局)/毒劇物取扱責任者(調剤薬局)/学校薬剤師/薬剤部長(病院)/医薬品取扱責任者(病院)/麻薬管理者(病院)
転職時期へこだわりすぎなくても、良い求人は見つかる
始めに結論からです。
転職戦略を立てるときに何月が有利かは、こだわりすぎてはいけません。
えー!? じゃあ何月に転職してもOKってこと?
そういうわけでもないよ。
年間の求人数は常に一定という訳ではないし、転職する月によって特色があるのは確かだよ。
ではケース別にどんなタイミングでの転職がお得か深堀していきましょう。
【お得】ボーナスをもらってから転職する1月・7月
一番数が多く存在するのは月給+賞与の報酬で働く薬剤師です。
そういった薬剤師にとってはボーナスの権利を失うのは金銭的に大きな損失になります。
賞与の支給対象は
- 賞与の査定期間に決められた割合以上、労働していること
- 支払日に在籍している事であること
の二つであることがほとんどです。
賞与の支給日までは勤務を続けて退職する方法が、一番多く見られる転職の仕方です。
支給日の在籍というのは有給休暇の消化中も含みますが、個人薬局の場合には支払いを渋られるケースも見られるようです。
自分だけでの解決が難しい場合は担当の転職エージェントに一度相談してみましょう。
ボーナスをゲットするための転職スケジュール
では具体的にボーナスをもらってからの退職をするためには、どのような転職スケジュールを組めば良いのでしょうか。
モデルケースとして、夏(6月)・冬(12月)にボーナスをもらうものとして話を進めていきます。
夏(6月)のボーナスをもらって7月に転職するスケジュール
転職活動にかかる期間は、個人差やタイミングもありますが3ヶ月程度かかると言われています。
遅くとも5月には転職活動を始めるのが良さそうです。
7月の転職を狙うのにはもう一つ、他の月にはない大きなメリットがあります。
それは5月の連休期間を使って、自己分析や転職の必要性についてゆっくり考えることができることです。
転職は実際に行動を起こすとなると、体力的にも精神的にもエネルギーを使います。
転職活動で一番最初の転職準備を、大型連休で仕事が休みの期間に落ち着いて行えることは大きなメリットと言えます。
冬(12月)のボーナスをもらって1月に転職するスケジュール
冬(12月)のボーナスをもらって1月に転職する場合はどんなことに気をつけたら良いのでしょうか。
転職活動には少なくとも3ヶ月程度かかることが多いので、遅くとも11月には転職活動を始めなければなりません。
そして退職の手続きは1〜2ヶ月かかるので、12月には退職の申し出て意思表示を終わらせなければなりません。
冬のボーナス後に転職することは、夏のボーナス後に転職するより、少し難易度が上がります。
勘の良い方や経験の長い薬剤師の方ならもうお気づきでしょう。
わかった!
11月から1月って、どこも一番忙しくて人手が足りない時だね。
そんな忙しい時期に転職活動して、同時に上司や仲間に退職の話をするのか。
それはしんどい。
冬のボーナスをもらってからの退職は、金銭的には損はしませんが体力的・精神的には少し難易度が高いと言えるでしょう。
転職先の賃金規定まで確認出来ればベスト
ボーナスをもらうためには現職の賃金規定を確認して、確実にボーナスをもらえるように動くことが重要です。
それと同じように大事なのが、転職先で次のボーナスがもらえるかどうかの確認です。
初めての転職活動をする方は、転職先の規定などは見落としがちです。
実はボーナスの支給月や査定方法、支払い規定などは会社によって異なります。
過去に聞いた話を紹介しますと
ボーナスをもらえると思っていたのに・・・(40歳女性)
4月1日に入社していればボーナスの査定期間の要件を満たし夏のボーナスをもらえたはずなのに、1日入社が遅くなって一円も支給されませんでした。
事前に確かめておけばこんなことにはならなかったのに。
こういったことを全て自分で事前に正確に調べることは大変困難です。
ぜひ転職エージェントを活用しましょう。
ボーナスをもらわない年俸制での働き方も増えている
ボーナスにフォーカスして話を進めてきましたが、非公開求人には年俸制での働き方も多くみられるようになりました。
給与+ボーナスでも年俸制でも、どちらにしても良し悪しがあるので優劣は決められません。
ここでは転職に話に限定して、年俸制のパターンを紹介します。
年俸を12で割って毎月支給される場合は、任意のタイミングで転職できるケースが多い。
ボーナスのタイミングを考えなくていいので、突発的な好条件の求人にも応募できる。
年に1回もしくは年に2回で支給される場合は、契約期間を満了するまでは転職ができない場合がある。
この場合、好条件の求人に応募できないことがある。
給与のもらい方でも、転職のタイミングが変わってくるのか!
【安心】第二新卒や未経験の業態への転職おすすめ月は、研修が受けられる4月
転職を考える場合に、経験が浅い場合や未経験の業態にチャレンジするのは大変な勇気を伴います。
給与や待遇よりもついていけるかどうかが不安な転職もあるでしょう。
第二新卒として入社可能なら「4月」は狙い目
初めての就職後3年以内であれば、人によって差がつき始めている時期です。
管理薬剤師も経験し、ある程度の業務をこなせる人もいれば、投薬スキルもまだ成長段階といった人もいるでしょう。
第二新卒として入社可能であれば「4月」は狙い目です。
特に大手のドラッグストアや調剤チェーンでは新卒者向けの研修が実施されます。
そうか!新卒者と一緒に研修に参加できれば同期の仲間もできるね。
業務に少しずつ慣れていけそうで安心感もある。
新卒辞退者に伴う欠員補充
どこの企業でもそうですが、一定確率で内定を辞退する新卒者がいます。
国家試験の合格率は7割程度ですし、複数の会社からのオファーを取捨選択する新卒者も存在するからです。
大手の企業の場合は、そういった事態を見越して少し多めに内定者を確保していた時期もありました。
しかしながら昨今のコロナ渦の影響で、内定者もギリギリの数で回す企業が増えてきています。
企業側にはどうしても薬剤師免許を取得している人物が必要なのです。
求人を出す上で確実に薬剤師免許を持っており、なおかつ自社のやり方に慣れてもらいやすい、しかもベテランよりも人件費の安い第二新卒者は喉から手が出るほど欲しい人材という訳です。
1〜3月の求人は企業側の事情もある、勤務開始してからの研修が手厚くなることも期待できる
このように1〜3月の求人は企業側には切羽詰まった状況もあります。
4月までに人員の確保を完了しなければいけないことと、年度内の人事予算を使い切ってしまいたいという目論見があるからです。
ですので最終面談まで残りさえすれば、内定をもらえる確率も高まっています。
しかも人事予算に余裕がある場合は、相場よりも好条件の求人が狙える可能性も秘めています。
まさに第二新卒者にとっては絶好の転職月となる訳です。
中途採用の求人数が増える時期を狙うなら「1~3月」「7~9月」
病気怪我や妊娠出産に伴うような、ブランクからの復帰を考えた場合は何月が転職のタイミングなんでしょうか。
ポイントは求人数の変化です。
求人数の多さはやっぱり重要
ブランクからの復帰を考えた場合は、個人によって様々な状況があります。
ですので希望の条件の求人に出会うには、求人数の多さが重要です。
年間を通してみるとボーナスの影響が大きいですが、「1〜3月」と「7〜9月」は一般的には求人数が増える傾向にあります。
求人数が多いことで、自分の希望する条件にマッチする案件に出会う確率を高めていくことは重要です。
競争も激化するのでしっかりと準備を
求人数が増える「1〜3月」と「7〜9月」ですが、いいことばかりではありません。
当然ですが求職者の数も増える時期です。
近年の薬剤師転職は情報戦のウエイトが大きくなってきており、好条件の求人には多数の応募者が集まります。
この激戦区を勝ち抜いていくには、やはり個人で戦うよりも転職エージェントの力を借りないと、内定の獲得に至るのは困難でしょう。
求人数の多さとサポート力で選ぶならファルマスタッフがおすすめです。
登録だけして情報収集のみ行うこともできるので、興味があれば登録だけ済ませておくのもおすすめです。
マッチング重視のエージェントもおすすめ
この激戦の時期はマッチング重視のエージェントもおすすめです。
求人数では最大手には劣りますが、「お仕事ラボ」さんは転職後の定着率が高いことが業界でも有名です。
数ヶ月以内の確実な内定が必要な場合は、こちらも合わせて登録しておくと、転職成功の確率をより高められますよ。
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ライバルが少ない時期を狙うなら「5〜6月」と「12月」
あえて逆に張る戦術も存在するのでご案内します。
転職におすすめの月をネット検索すると、よく聞かれるのが「5〜6月」と「12月」は転職はおすすめしないと言う記事です。
この意見は最もで、求人数が少なくなっており、ボーナスも貰えないかもしれないタイミングなので、どうしてもおすすめはしにくいです。
しかしながら好条件の求人は、年間を通してどの月にも突発的に発生することがあります。
この時期に登録だけ済ませておいて、好条件の求人案件が出たタイミングですぐに連絡をもらうといった方法もあります。
この方法で転職成功を勝ち取るのは、再現性は低いですが、転職エージェントの利用が無料であることを考えると試してみる価値はあると考えています。
しかもこの時期にもし運よく好条件の求人に出会えた場合は、有能なライバル不在で内定獲得の確率は高まっている状態です。
個人的にはノーリスクなことなので、この時期でも転職エージェントに登録しておいて情報収集をするのはおすすめです。
転職はすぐじゃなくてもよかったですもんね。
登録だけして、実際の転職はボーナスをもらってからといったことも可能です。
ライバルより先に好条件の求人情報にアクセスしましょう。
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【やめとけ】11月の転職はタイミング的には最悪、だが
ここまでケース別に何月の転職が有利になるかを確認してきました。
そんな中、一度も話題に出てこなかった11月について言及します。
11月の転職が最悪な理由①ボーナスまでもう少し
あと1ヶ月待てばボーナス支給日の在籍が可能なので、権利の獲得が可能です。
よっぽどきつい状況で今すぐにでも逃げ出したい場合は別ですが、普通の状況であれば待つ方がほとんどでしょう。
私なら意地でも12月まで頑張る!
11月の転職が最悪な理由②求人数が少ない
ボーナスも貰えない上に、転職活動しようにも求人数が少ない時期で、そもそも希望の条件の求人に出会う可能性が低い月です。
わざわざ選ぶ必要ないと思いますよね。
だんだん11月が可哀想になってきた、、、
11月の転職が最悪な理由③現場はどこも忙しくなってくる時期
医療従事者ならご存知でしょうが、11月〜2月にかけては繁忙期と言われています。
どの病院でも人手不足で大忙しなんですよね。
そんな時期にわざわざ上司に「辞めます」の意思表示。
残業で頑張る仲間を横目に有給休暇を取得。
精神的に辛くないですか。
もうヤメて! 11月がなにしたって言うの!
いや、11月に感情移入しすぎだから・・・
辞めたいと思ったら活動を始めるのがベスト
ここまでケースごとに有利な転職月を掘り下げてきました。
11月には申し訳ないですが、メリットが少ないことも論じてきました。
しかしながら、最終的な結論は冒頭にも申し上げました。
「転職時期にこだわらなくても、好条件の求人は見つかる」
と言うのが、このサイトで提案する最終結論です。
人生を好転させる好条件の求人は、ボーナスや個人のブランクや経験などお構いなしに、突然現れるものだからです。
「辞めたいと思ったら活動を始める」
「決めたのなら行動する」
が全員に当てはまる最適解でしょう。
転職活動にかかる期間は3〜6ヶ月
転職活動にはある程度時間がかかります。
きちんと情報収集し、自己分析や書類の準備を考えると短くて3ヶ月、長い場合は半年程度の時間を要します。
思い立ったらできることから行動を始めましょう。
まずは転職エージェントへの登録だね
退職に要する期間は1〜2ヶ月
転職活動を始めて、内定を得られたら退職手続きです。
法的には2週間あれば誰でも退職できますが、このサイトから転職を決めた人には円満退職をして欲しいと願っています。
「辞めます」の意思表示をしてから退職日までは、通常は1〜2ヶ月はみておきましょう。
年間を通して求人数の多いおすすめの転職エージェント
それではおすすめの転職エージェント1社目です。
年間を通して求人数の多さはとても魅力的です。
#20代 #30代 #第二新卒 #調剤薬局 #女性におすすめ #ハイクラス(高収入)求人 |
こんな人におすすめ ・20代の転職希望薬剤師 ・第二新卒の薬剤師 ・34歳くらいまでの比較的若手の薬剤師 |
得意業種:調剤薬局、病院、ドラッグストア 対応エリア:全国 |
薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」 |
求人数の多さと若い薬剤師への対応が良さそうで、安心感があるね
大手のエージェントっていうのも安心材料よね
ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます
結局、いろんな情報をくれるかどうかが一番。
担当者の人柄も良いに越したことはないけど、好条件の求人があるかが大事でしょ。
私が担当してもらった方は、人柄も他のとこよりダントツだったから大当たりw
_アラサーみさこ(@misamisa335)May.2.2021
時期を問わずレア求人に出会う可能性の高い転職エージェント
おすすめの転職エージェント2社目です。
時期を問わずレア求人に出会える可能性が高いこと、転職後の定着率で評判のエージェント会社です。
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#20代 #30代 #40代 #シニア #第二新卒 #調剤薬局 #ドラッグストア #女性におすすめ #派遣薬剤師 #パート薬剤師 |
こんな人におすすめ ・ミスマッチをできる限り回避したい ・調剤薬局か病院薬剤師で転職を考えている |
得意業種:調剤薬局、病院 対応エリア:全国 |
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時間をかけてでも慎重に行きたい場合はここだね
就職後のミスマッチが少ないのは安心、長く働きたいもんね
ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます
前のところは会話もなくてギスギスした関係が嫌だった
雰囲気重視を伝えたら、店舗の管理薬剤師とも事前に話せたのが良かった
実際に店舗と人を観れたのは安心感がある
_リューサ(@0112skyhi)Nov.25.2021
特にコロナ渦で転職活動は情報戦の要素が高まっています。
ポイントはSNSでの情報収集や非公開求人へのアクセスになってきています。
最後に、動かないとなにも変わらないと言う事実
転職は勇気とエネルギーが必要な人生の重大イベントです。
ただ自分が動かないとなにも変わらないのも事実。
決めたのならまず行動してみる。
転職エージェントへの登録で人生が変わりはじめるかもしれませんよ!