この記事までたどり着いたミドル世代(50代)、シニア世代(60代以降)の薬剤師のみなさん、朗報です。
巷で聞く噂通り、薬剤師の国家資格はミドルからシニア世代になっても活用できますよ!
- 「これまで調剤経験がないが薬剤師免許を活かして仕事ができないだろうか」
- 「定年後の再雇用や転職に成功するコツはあるのか」
- 「求められる能力や経験にはどんなものがあるんだろう」
この記事ではミドルからシニア世代の転職や再雇用を考えている薬剤師の方へ向けて、
「求められるミドル・シニア世代薬剤師の能力や転職事情」
を紹介します。
さらに
「実際の給与はどうなるのか」
「採用担当者が重視するポイント」
「選ぶべき転職エージェントはどこなのか」
など成功の秘訣を徹底解説していきます。
最後まで読んでいただければ、ミドルからシニア世代の転職や再雇用の成功率が上がること、間違いなしです!
今は現役で働ける年齢も高くなっているので、将来の参考になります!
- 現場の薬剤師として白衣を着て22年
- 保有資格歴|薬剤師免許/認定薬剤師/禁煙指導薬剤師/薬局実務実習指導薬剤師(調剤薬局)/健康サポート薬局研修終了済(調剤薬局)
- 過去の役職経験実績|管理薬剤師(調剤薬局)/エリアマネージャー(調剤薬局)/採用担当者(調剤薬局)/毒劇物取扱責任者(調剤薬局)/学校薬剤師/薬剤部長(病院)/医薬品取扱責任者(病院)/麻薬管理者(病院)
ミドルからシニア世代の転職や再雇用も転職エージェントにお任せ
はじめに結論からです。
ミドル(50代)からシニア(60代以降)世代の薬剤師の転職や再雇用も転職エージェントにお任せが最適解です。
転職は35歳限界説を聞いた事があるけど、シニア歓迎の求人ってあるの?
もちろんありますよ!
ただし40代以下の転職とは、求められる能力や期待できる給料には違いがありますよ。
求められる能力や給料、登録すべき転職エージェントは40代以前とは様相が変わります。
現場ではどんな人材や能力が求められるのか、さっそく深堀していきましょう。
朗報!シニア薬剤師の市場価値は他職種よりも圧倒的に高い
薬剤師のみなさん、朗報です。
今のところ薬剤師の国家資格は、シニアでも他職種と比べると圧倒的に市場価値が高いです。
しかしながら、どんな人材でも大丈夫と言うわけではありません。
当然求められることもあります。
求められる能力や資質も、40代以前の頃とは全くちがいますので解説していきます。
実際の求人例
まずは実際の求人例から確認していきましょう。
このようにシニア歓迎を掲げる求人は全国的に多く見られます。
この傾向は都会よりも地方の方がさらに顕著です。
これは期待が持てそう!
パート・アルバイトだと市場需要はさらに広がる
正職員にこだわらなければ、より需要は高まります。
正社員として安定した勤務を望む気持ちはわかりますが、ある程度妥協も必要になる場面があるかもしれません。
地方ならばさらに市場需要は高くなる!
都会にこだわらなければ、さらに需要は高まります。
これは薬剤師の需要と供給のバランスの問題で、都会より地方の方が薬剤師不足が深刻なことに起因しています。
地方の薬剤師不足は若手もシニアも同じなのね
再雇用先として向かない業種もある
シニア薬剤師に需要があると言っても、全ての業種で歓迎と言ったわけではなさそうです。
特に病院、製薬企業、大手のチェーン薬局ではシニア歓迎の求人数は極端に少なくなってきます。
この辺りも妥協せざるを得ないポイントになってきそうです。
と言うことは狙い目は中小の調剤薬局かドラッグストアなのかな?
その通りだね!
他にも物流倉庫・物流センターの勤務も狙い目です。
定年後の再就職活動で覚悟すべきこと
ミドルからシニア世代の転職や再雇用では覚悟すべきことも多いです。
理由は考えてみれば当然ですが、医療制度も医薬品の種類も常に変化が伴っています。
20年前30年前の知識や経験は、現役世代や今の環境にそぐわないことも多くあります。
ポイントはこれまでの経験を鼻にかけず、学ぶ姿勢をアピールすることです。
雇用形態にこだわらない
正職員として安定的に就業することは大変魅力的です。
しかしながらシニア世代でこの条件にこだわりすぎると、好条件の求人を逃してしまいます。
シニア世代の正社員求人は大変希少で、確実に狙っていくには再現性が低いです。
雇用形態は希望とは違ってもある程度受け入れる覚悟が必要です。
条件をつけすぎない
どの世代でも共通することですが、全ての希望を満たす企業は存在しません。
転職先や再雇用先を選ぶにあたって、自分の希望する条件に優先順位をつけることは若手の薬剤師よりもさらに重要となってきます。
1〜2つ程度の譲れない条件以外は、ある程度妥協する覚悟が必要です。
例えば
- 「勤務地は自宅の近く」
- 「夜勤がないこと」
- 「時間外の研修を求められない」
など、どうしても譲れない条件を決めたら、あとは全て受け入れるくらいの気持ちが大事です。
協調性を磨き、若手社員と一緒に同じ目線で勤務する
シニア薬剤師の面談で一番重要視される事です。
現場の若いスタッフとの関係性をうまく築けそうかどうかは、採用担当者は一番注目しています。
より一層、面接態度や言葉遣いには注意が必要です。
威圧感を与えない柔和な印象が大事になってきます。
役職がなくなり、年下が上司になるのを受け入れる
プライドを捨てろと言うことではありません。
医療制度や医薬品のラインナップが変わっても、あなたの過去の経験が全く役に立たないと言うわけではありません。
しかしながら、実際に現場を回していく管理薬剤師は30代から40代の自分より若手の薬剤師になることは、ほぼ避けられないでしょう。
これが受け入れられないとなると、現実的に就業を続けていくのは難しくなってしまいます。
40代までとは違い自分の役割が変化していることを素直に受け入れましょう。
繰り返しになりますが、プライドを捨てるわけではありません。
チームの一員として自分の役割を理解する事が大事です。
履歴書や面接では、問題なく働けることをアピールする
ミドルからシニア世代の転職や再雇用で心配なのが、自身の健康問題です。
若手の頃と違い持病があったり、健康面・体力面で不安を覚えることもあるかもしれません。
最終面接ではこう言った健康面の不安は自分から積極的に告知する必要はありません。
面接におけるルールはここ近年、随分変わってきています。
出身や家族、資産、宗教、政治的な思想、結婚や出産などの男女雇用均衡法に抵触する質問は禁じられています。
持病に関する質問は禁じられているわけではありませんが、優良企業であればこのような質問は慎重になってきています。
もし尋ねられたとしても、健康上の情報を開示する義務はありません。
問題なく働けることを堂々とアピールしましょう。
ミドルからシニア世代に需要があるおすすめの職場
では実際に、どのような職場環境でミドルからシニア世代の人材が求められているのでしょうか。
当然ですが、必ず「ミドル・シニア世代歓迎」「60歳以上可」などの条件で求人を探していきましょう。
今の職場で継続雇用
まず最初にやるべきことは、現職で働いているのなら就業規則をよく確認して再雇用制度がどうなっているのかを確認しましょう。
現職を続けられるのならば、最優先で検討してみましょう。
大手調剤薬局より中小薬局
調剤薬局での勤務を希望する場合は、大手のチェーン薬局よりも地域の中小の調剤薬局の方がチャンスがあります。
さらに条件を絞って、地方での勤務が可能であれば理想の求人に出会う確率が上がります。
ドラッグストア
ドラッグストアでの勤務もシニア歓迎の求人が見られます。
調剤薬局に比べると体力的にハードになる場合があるので、自身の健康状態を勘案して問題がない場合はチャレンジしてみるのも良いでしょう。
製薬会社の物流倉庫や物流センター
求人数が限定されているレア求人です。
希望する場合は、複数の転職エージェントに登録しないと求人自体に出会うことも難しいかもしれません。
しかしながら、一度決まってしまえば自分の体力が続く限り長く勤める事ができるので、おすすめできる就職先です。
ただしレア求人なので再現性は低くなります。
ミドルからシニア世代の不安や良くある質問
実際にチェーン薬局の採用担当者をしていた経験から、よくあった質問をまとめます。
Q1.パソコン操作のスキルは再就職に影響する?
ほとんどの場合問題視されません。
人差し指だけでパソコン操作する人材も実際に採用されています。
あえて言うならば、ITスキルが高ければ調剤薬局での業務が向いているかもしれません。
Q2.調剤未経験でも再就職先はできる?
業種を問わなければ再就職可能です。
ただし調剤薬局での勤務は難しくなります。
Q3.ブランク有の薬剤師の再就職は可能?
再就職可能です。
ただしノースキルの場合は再就職は難しくなります。
調剤スキル・OTC販売などの顧客対応スキル・在庫管理や配送、など何かしらの経験のアピールが必須となります。
Q4.体力的な不安や持病は申告すべき?
申告の必要はありません。
ただし自分から伝えておきたい場合は、事前に伝えておきましょう。
優良企業であれば健康に関する質問は慎重です。
もし聞かれても自身の病気を申告する義務はありません。
問題なく働けることをアピールしましょう!
Q5.50代の転職活動で注意すべき点はある?
転職後すぐに定年を迎え、再度就職活動を強いられるのは大変です。
可能であれば、定年以降の再雇用制度が合う企業に絞って転職活動をしましょう。
担当エージェントに希望を伝えておくと安心です。
薬剤師が定年後の再就職でおすすめな転職エージェント3選
実際にミドルからシニア世代の薬剤師が登録すべき転職エージェントはどこでしょうか。
高齢化に伴い、若い世代よりもより競争が激化しています。
2〜3社への登録は、ほとんどの方は必須と思われますので、是非参考にしてください!
ファルマスタッフ
それではミドル・シニア世代におすすめの転職エージェント1社目です。
年間を通して求人数の多さはとても魅力的です。
#20代 #30代 #第二新卒 #調剤薬局 #女性におすすめ #ハイクラス(高収入)求人 #ミドル世代 #シニア世代 |
こんな人におすすめ ・50代のミドル薬剤師 ・60代以降のシニア薬剤師 |
得意業種:調剤薬局、病院、ドラッグストア 対応エリア:全国 |
薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」 |
求人数の多さと若い薬剤師への対応が良さそうで、安心感があるね
大手のエージェントっていうのも安心材料よね
ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます
結局、いろんな情報をくれるかどうかが一番。
担当者の人柄も良いに越したことはないけど、好条件の求人があるかが大事でしょ。
私が担当してもらった方は、人柄も他のとこよりダントツだったから大当たりw
_アラサーみさこ(@misamisa335)May.2.2021
ジョブデポ薬剤師
おすすめの転職エージェント2社目です。
求人件数が業界最大級で、希望の求人に出会いやすいことで評判のエージェント会社です。
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こんな人におすすめ ・なるべく多くの求人案件を見たい ・希望の条件に一致した求人案件を探したい |
得意業種:調剤薬局、病院 対応エリア:全国 |
薬剤師の転職ならジョブデポ薬剤師 |
希望条件が複数ある場合は利用したいエージェントだね
求人件数が最大級なところが、希望の条件に合致しやすい理由かも!
ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます
勤務できない曜日があり、労働条件の変更をお願いしたら変更かとのこと。
自分では交渉は難しかったと思う。
_yurikoshiraisi(@0301y.shiraisi)Jun.28.2020
お仕事ラボ
おすすめの転職エージェント3社目です。
時期を問わずレア求人に出会える可能性が高いこと、転職後の定着率で評判のエージェント会社です。
【薬剤師の派遣・転職 お仕事ラボ】面接交通費一律3万円(初回)♪
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こんな人におすすめ ・ミスマッチをできる限り回避したい ・調剤薬局か病院薬剤師で転職を考えている |
得意業種:調剤薬局、病院 対応エリア:全国 |
【薬剤師の派遣・転職 お仕事ラボ】面接交通費一律3万円(初回)♪ |
時間をかけてでも慎重に行きたい場合はここだね
就職後のミスマッチが少ないのは安心、長く働きたいもんね
ネット上で聞かれた口コミもをご紹介しておきます
前のところは会話もなくてギスギスした関係が嫌だった
雰囲気重視を伝えたら、店舗の管理薬剤師とも事前に話せたのが良かった
実際に店舗と人を観れたのは安心感がある
_リューサ(@0112skyhi)Nov.25.2021
特にコロナ渦で転職活動は情報戦の要素が高まっています。
ポイントはSNSでの情報収集や非公開求人へのアクセスになってきています。
どこから登録するか迷ったら
本当は3社とも登録をおすすめなんですが、難しい場合はまずはファルマスタッフへの登録をおすすめします。
理由は求人掲載数がどの時期でも業界最大手であり、業種や求職者の年代を問わず求人案内の対応が可能だからです。
公開されている求人情報を眺めてるだけでは現状のままです。
もし何かを変えたいと思うなら、行動あるのみです。
転職エージェントへの登録が、あなたの人生を好転させるきっかけになることを願っています!