みなさんは薬剤師として収入にこだわって転職したいと思ったことはありませんか。
- 「やりがいは自分で見つけられるから、とにかく収入をあげたい」
- 「収入が高い仕事は激務に決まっている」
- 「収入を上げれるのはスキルの高い一部の人だけでしょ」
- 「自分のスキルだと今以上の収入は望めないのでは」
転職で年収を上げるといっても、みなさんざまざまな意見があると思います。
この記事ではそんな不安や悩みを解決すべく、年収を上げる転職ついての再現性の高い方法論と、仕事のできる薬剤師に限って陥ってしまう転職の失敗について深掘りします。
- 年収の高い転職は激務だと考えている人
- 年収の高い転職に求められる能力が足りているか心配な人
- 年収を上げる転職を実現したい人
- 能力が高ければ転職を成功できると思っている人
- 年収を上げる転職の王道の手順
- 手順を守らないと起こるリスク
- 能力の高い薬剤師に限って罠に陥る
転職は早く決めたいけど、焦らずに現職を続けながら転職活動を始めます!
まずは転職エージェントへの登録からですね。

転職での収入アップは100%可能
転職での収入アップは手順を間違えなければ100%可能です。
何故か。
転職後に収入がアップすることを確約させてから転職すればいいからです。
この考え方を恋愛に例えてしまうと、次のお相手が見つかってから別れ話を切り出すようですごく不誠実な感覚をお持ちの方もいるかもしれませんが、転職に限ってはこの論理は成り立ちません。
会社員という働き方は、自分の能力やスキル・時間を売って収入を得るビジネスモデルです。労働者にはある一定の権利が認められていますので、軽くおさらいしておきましょう。
まずは憲法で定められている「勤労の義務」
会社員として働くということはこの義務を果たしていることになります。
義務を果たしたものには一定の権利が認められます。
これが「労働三権」です。
労働三権
- 団結権:労働者が、雇う側と対等な立場で話し合うために、労働組合をつくる権利。また、組合に加入できる権利。
- 団体交渉権:労働組合が、雇う側と労働条件などを交渉し、文書などで約束を交わすことができる権利。
- 団体行動圏:労働条件改善のため、仕事をしないで、団体で抗議する権利。いわゆるストライキ権。
さらに義務を果たした労働者を守る法律があります。
労働者を守る法律
- 労働基準法:労働時間や賃金の支払い、休日など、労働条件の最低基準を定めた法律。
- 労働組合法:労働組合をつくり、会社と話し合いができることなどを保障した法律。
- 労働関係調整法:労働者と雇う側で争いごとが生じ、当事者同士の話し合いでは解決が難しい場合、外部の組織が間に入り、解決するための手続きを定めた法律。
難しい話ですが、義務と権利を理解しておくことは、人生の中で多くを占めることになる労働において役に立つ場面が必ずあります。こういった「義務」と「権利」と「法律」が存在することだけでも理解して、いざという時は思い出せるようにしておきましょう。
収入アップの手順
この手順が守れないと100%の収入が保証できなくなり、自分にとって不利な転職となる可能性があるのでしっかり理解しておきましょう。
健康な状態での転職ばかりとは限らず、心身を疲弊しての転職の場合は、その時になって考えても正常な判断が出来ないケースもありますので、心身が健康な状態の時に理解しておくことが重要です。
【転職の王道の手順】
- 転職をすべきか考える
- 転職活動を開始し、内定をもらう
- 退職手続きを始める
当たり前と思うかもしれませんが、自分は能力が高いしスキルもあるから、退職手続きと転職活動は同時進行で大丈夫なんて油断をすると、意外なところで足元を救われるかもしれません。
手順を守らないと起こり得るリスク
自分は薬剤師としてスキルがある、若さも体力もあって情熱もある、資格だって持っている。
こんな状態で欲しがらない企業はないだろう!
自信があるのは結構な事ですし、頑張っていることも事実でしょう。
しかしながら転職というものは自分の実力だけで成功が保証されるものではありません。
当然ですが人材を募集する企業が存在してこそ成り立ちます。自分の希望するエリアに条件にあった求人が存在するかどうかは、自身の能力とは関係のない話なんです。
思いがけず希望先と条件の折り合いがつかないまま、収入が途切れることを回避するために、妥協しての転職を余儀なくされる。こんなことがあってはいけません。
リスクという切り口でのこの話をしましたが、この話をチャンスとして捉える考え方も有ると思います。
常に転職活動を意識しアンテナを張っておけば、自分の実力以上の待遇での転職を実現することも可能となってきます。特に急な欠員や、やむを得ない事情がある場合は、相場よりも高額な年収での求人が発生することがあり得ます。
年収の面に限れば、100%成功可能
結論です。
年収の面だけに限って言えば、手順さえ守れば100%成功可能です。
しかし当然ですが転職の基準は金銭的な報酬だけではありません。
全ての希望を満たす勤務先というものは存在しないので、自分の人生のステージを勘案し、希望する要件の優先順位を明確にすることで、人生を好転させる転職が成功すると言えそうです。
20代の現場に出たての頃は、プロとしてのスキル獲得が最優先です。
結婚して子供ができたら、定刻で上がれることや休日の確保が優先されるかもしれません。
金銭的な目的があれば報酬の高さが基準となるかもしれません。
正解かどうかを決めるのはその時のあなた自身です。

最後に。
あなたの転職が人生を好転させる実りあるものになるよう願っています!