薬剤師コラム

調剤薬局を辞めたい理由

ねこちち

転職をしたい薬剤師がみんなキャリア形成目的の前向きな理由であれば良いのですが、そうではない場合もありますよね。

  • 激務で残業が常態化している
  • 希望の休みすら取りにくい
  • 人間関係が悪く、薬局にいるだけで苦痛
  • 年に一度のわずかな昇給では割りに合わない

この記事では調剤薬局や病院の薬剤部で働く皆さんが、どんな状況で辞めたいと思っているのか。

薬局を辞めたくなる理由にはどんなんものがあるのかを探っていきます。

この記事を読んで欲しい薬剤師はこんな人

・激務が続いており、疲労困ぱいな人

・希望する休みの獲得が難しい人

・人間関係が悪く職場に出るだけで気が重くなる人

・ただこなすだけの業務で、
やりがいや成長するきっかけを見つけられない人

この記事に書かれている事

調剤薬局や病院の薬剤部で働く皆さんが、どんな時に辞めたい・転職したいと考えているのかまとめてみました。

目標をもって転職することで、予定外の退職を回避する考え方もお伝えします。

悩める人

辛い現場ってありますよね。

悩むのは自分だけじゃないことがわかりました。

転職の決断はまだですが、転職コンサルタント会社に登録して「転職活動」だけでも始めてみます。



【2022年度対応版】薬剤師転職、成功へのロードマップみなさんは薬剤師として転職する場合、特に初めての転職をする場合にはいろいろな不安や悩みがありますよね。「何から始めれば良いかわからない」「新たな業務を覚えるのが不安」「自分の強みがわからない」「転職エージェントへの登録がめんどくさいこの記事ではそんな不安や悩みを解決すべく、転職成功へのロードマップとして記事をまとめています。...

この記事を読んで欲しい人

・現在の職場で人間関係で悩んでいる人
・転職先での人間関係が不安な人

辞めたい理由はそれぞれだが、多くは人間関係

新しい職場に入職した時は誰でもこの職場で長く頑張っていくぞと期待を持って仕事に臨むはずですが、年数が経つにつれて「辞めたい」と思ってしまうことがあります。辞めたい理由は様々ですが、皆さんどんな悩みで辞めたいと思っているのでしょうか。

辞めたい理由でよくあるものをピックアップして見ます

休暇が取れない

前提としてどのくらいの休暇が与えられているのは入職前に必ず確認して雇用側も労働者側も合意しているものとします。

しかしながら職場の雰囲気的に、残業が常態化していたり、有給の取得ができない風潮があったりして、採用時に確認した休暇が取れないことがあるようです。

心の強い人であれば、先輩社員が仕事をしている中タイムカードを押して帰ったり、他の人を気にせず有給の申請をする人もいるかもしれませんが、これは協調性が求められる現場で難しいことの方が多いと思われます。

休暇休養が取れない事は想像以上に人を疲弊させ、時に本来の能力が発揮できないほど心身に影響を与えることがあります。

忙しい

処方箋枚数の多い現場では、待合室が常に満席であるような大型店も存在します。そういった現場では一息入れるまもなく、就業開始から退勤時間まで動きっぱなしといった現場もあるようです。

また逆に患者数が少なめの薬局でも、多くの人員が配置されないため、少人数で全体の業務に従事しなければいけないことで、一人当たりにかかる負荷が大きくなる状況もあります。

雇用者側に適正人員を確認できるシステムがあれば良いですが、そうでない場合は不適切な人員配置のまま何年も激務に耐えている現場もあるようです。

やりがいがない

忙しすぎることも辞めたい理由につながりますが、業務量が少なくやりがいがないことも辞めたい理由になり得ます。特にキャリア形成が目的で学びたいことがあり入職したのに、希望する勉強や業務習得ができない事は辞めた理由につながります。

給料に不満

現在はネットを通じて様々な情報にアクセスできるので、同じような境遇の他者よりも自分の給与が低いことに気づく場面があります。同じ頑張りで給与が低いと感じてしまうと、それは辞めたいに直結してきます。

また中には残業代が支払われなかったり、コロナの影響で業績が落ち、期待していたボーナスが出ないなどの状況になり辞めたいと感じることがあります。

人間関係が悪い

同じ志を持って集まった集団でも、必ず相性があります。仲良くなれずともクールでビジネスライクに接することができる方ばかりなら良いですが、中には必要な業務連絡すら回さないなど、業務に支障が出るような接し方をする方も一定数いらっしゃいます。そういった現場では辞めたい気持ちが芽生えがちです。

人間関係だけは事前に全て見通す事は難しい

給与体系や離職率、ボーナスの実績など数値的なところは入職前に担当エージェントからも情報をもらえますが、人間関係だけは100%見通すことができません。ここが転職の難しいところだと考えています。

このリスクを回避する方法はいくつかありますが、それでも100%回避できるものではありません。

例えば本部で採用担当者と面談するのであれば、面談後に実際に店舗に出向いて現場の雰囲気を見たいことや管理薬剤師の方にどういった現場かお会いして尋ねる事は可能かを確認するのもいいかもしれません。

全ての人間関係のリスクを回避できるかは分かりませんが、現場の管理薬剤師と事前に面通しするだけでも、ある程度雰囲気は掴めるかもしれません。

周りにマイナスの影響を及ぼす人は一定確率で存在する

人間関係のリスクがどうしてもゼロにできないのであれば、考え方を少し改めて、どんな現場にも周りにマイナスの影響を及ぼす人が一定確率で存在すると割り切ってしまうのもいいかもしれません。

事前にそういった心構えで望めば、実際に遭遇した時のショックも少なくて済むし、自分の入職した目的がはっきりしていれば、それは些細な問題にしてしまうことができるかもしれません。

目的を持った入職で予定外の退職のリスクを減らせる

例えば糖尿病療養指導士になりたくて、3年の期限を決めて専門の病院に入職し経験を積みたいと考えているとします。自分に挨拶をしてくれない先輩社員が一人いたところで、その方とどうやったら打ち解けて仲良くなれるかについて考えるのは時間の浪費です。自分のやる事は与えられた業務をこなしつつ、アドバイスをくれる医師や看護師、他先輩薬剤師の助言を素直に吸収し、目的に向けて邁進する事です。自分に敵意を向けてくる人と戦う事は、生産性がないだけでなく周りのスタッフにもマイナスに働きかねません。

日々の生活費を稼ぐのが目的であれば、一緒に業務する相手は勤務時間内のみの付き合いと割り切って考えることができれば、過剰なストレスは回避できるかもしれません。

目的を明確にして入職することができれば、嫌なことがあるたびに転職したくなる悪いサイクルを断ち切って、前向きなキャリア形成につなげていけるはずです!

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最後に。

あなたの転職が人生を好転させる実りあるものでありますように!

ABOUT ME
としき
四度の転職でやりがいも給与もどちらも諦めない選択をしてきました。大手チェーン薬局のエリアマネージャー として採用担当もしていた経験から、実際に現場で役立つ情報を発信していきます。