みなさんは薬剤師として仕事をしていて、自分の給料が安いのではないかと不安になったことはありませんか。
- 「大学の同期の給料を知ってしまった」
- 「ネットで調べた薬剤師の平均年収と比較した」
- 「勤続年数が長いが昇給がわずかだった」
- 「自分のエリアや年齢での給与の相場感がわからない」
薬剤師の仕事のやりがいは給与だけではありませんが、他の人がどのくらいもらっているのかが、分からないからこそ気になってしまうのも事実です。
この記事ではそんな不安や悩みを解決すべく、自分の給与が安いと感じてしまったときの転職についての考え方を記事にまとめています。
- 自分の給与が高いのか安いのか分からない人
- 同年代の給与を知ってしまい、自分の方が少なくて不安な人
- 理想の年収があり、その年収を実現したい人
- 年収アップ目的の転職をして良いのか悩んでいる人
- 給与が不満⇨即転職は絶対にNG
- 会社員は努力が評価されにくい働き方
- 給与の相場感を知ることは大事
- 好条件の転職を逃さないコツ
モヤモヤと悩むだけではなく、自分の相場感を知るためにも転職コンサルタント会社に登録して転職活動だけでも始めてみます。
何かが変わるきっかけになるかもです!

すぐに転職は絶対にNG
現在はネットの情報に誰でも簡単にアクセスできる時代で、いろいろな情報を得る事ができます。
薬剤師として働く中で、職種や地域、年齢や役職などによる年収の相場感を掴んでいる方も多いと思います。
またそうでない方も、何かのきっかけで他者と違うことを知る事があるかもしれません。
そんな時に自分の方が条件が良ければ問題ありませんが、自分の方が条件が悪ければ気になってしまうのが人間のサガというものです。
私自身の経験で話しますと、当時マネージャーとして複数の県の店舗を管理していた時に、私の年収よりも過疎地で勤務する一般薬剤師や管理薬剤師の方が年収が高い状況がありました。
この話だけ聞くと納得がいく方のほうが少ないかもしれません。自分の部下が自分より報酬が高いことに納得できる方は少ないと思います。給与は経験やスキルだけで決まるものではありません。その辺の話をこの記事で紹介していきます。
会社員は努力が評価されにくい働き方である
そもそもですが会社員という働き方は、努力や成果が報酬につながりにくい働き方です。ここから理解をしていきましょう。
あなたが企業で勤めている中で、実績を出して活躍したのにたったこれだけの報酬かと感じる事はないでしょうか。私はあります。
社内でかかりつけ薬剤師の業務で成績トップをとりましたが、報酬にはほぼ結びつきませんでした。定期のわずかばかりのベースアップがあっただけで、ボーナスの査定も例年と変わりありませんでした。これがなぜだか考えてきます。
努力が評価されないカラクリ
会社はかかりつけ薬剤師の取り組みを始めたいと考え、各店の薬剤師に業務指示を出します。結果が出せる薬剤師もいれば、平均的な能力を発揮する薬剤師もいます。そして中には努力しても結果が全く伴わない薬剤師もいれば、そもそもやる気の全くない薬剤師もいます。
もしあなたが結果を出した薬剤師であれば、会社の収益増に貢献したわけだから、それなりの報酬を得たいと思うのは当然ですが、逆を言えば結果がもし出せなかった場合に給与の減額に応じられますでしょうか。
企業に所属し基本給をもらう働き方というのは、企業の収益が良いときも、逆に収益が悪いときも同じように生活基盤となる給与を保証してもらう働き方です。
収益が良かった場合に収入アップを求められるのであれば、収益が悪い場合は収入ダウンを受け入れなければ、企業の経営が成り立ちません。
現在結果が出せても、来季は出せないかもしれません。あなたは結果を出せましたが、誰かは結果を出せませんでした。これをある程度平均化しないといけないので、結果を出した従業員は割りに合わないような損した気持ちが生まれてしまうのは当然なんです。
もし結果によって、自分の報酬が変わる働き方を選択したければ、その働きかたは個人事業主もしくはフリーランスといった働きかたです。
会社員という働きかたは報酬の変化を最小限にして、安定を求める働きかたなんです。
自分の市場価値を知ろう
市場価値というと大袈裟ですが、相場感をある程度知っておく事は大事なことです。
例えば物を売る商売をしているのであれば、自分の売る商品がどのくらいのコストがかけられて維持管理にどのくらいの手間隙がかかり、またいくらくらいが適正な販売価格か分からなければ、商売が成り立たない事はすぐに想像できると思います。
会社員として企業に所属し働くという事は、自分自身の時間やスキルを売る商品です。
その相場感が分からなければ、不当に安く買い叩かれたり、現在の良い条件に気が付かずに失ってしまったり、経済的に大きな損失につながってしまいます。
では人材の価値、自分の価値とはどうやって測るのでしょうか。
物の価値であれば市場調査である程度正解が導き出せますが、人材の価値を図る事はそう単純ではありません。
私自身転職で、給与を上げることに成功してきましたが、処理能力や人間性などに大きな変化があったわけではありません。
ここでは人材の価値は、スキルや能力、経験や資格に加えて、その時々の出会いやタイミングによっても決まると考えています。むしろタイミングの方が報酬アップには影響が大きいと考えています。
タイミングを逃さないためには
好条件の転職のタイミングを逃さないためにはどんな事が大事なんでしょうか。
スキルや経験を磨く事はもちろんプラスになります。転職成功のためには必ず必要な条件であり、計画的にキャリアを重ねる必要があります。しかしこれだけでは転職成功は約束されません。
出会いの女神には後ろ髪なし
出会いの女神には後ろ髪はありません。
遠くから近づいてくる女神に気がついたら、自分のところへ来た時に抱きしめなければなりません。通り過ぎてから女神を捕まえたくても後ろ髪はありません。女神は他の誰かが抱きしめています。
転職したくなったら活動を始めるでは、タイミングを逃すかもしれません。
自分の相場感は常に把握しておく
自分の相場感を把握するためにも、転職活動は有益です。
最近では自分の経歴を登録して企業からのオファーを待つ形態の転職活動も市場が活性化してきています。
自分へ来るオファーが今の収入よりも低いものや同条件ばかりであれば、適正価格で評価され働けています。
気分へ来るオファーが今の収入よりも高いものばかりであれば、もう一度労働条件や環境を見直して、ベストなタイミングで適正な収入で働けるよう準備を始めましょう。

最後に。
あなたの転職が人生を好転させる実りあるものになりますように!
