転職準備は超重要なステップです
みなさんは薬剤師として転職を考えたときに
- 「もう今の仕事は耐えられない、退職届を出そう」
- 「さっそく転職サイトの求人票をたくさん見てみよう」
- 「薬剤師は引く手あまただし、すぐに転職できるだろう」
こんな気持ちで安易に転職活動を始めていませんか。
この記事では転職を決めた人や転職を考え始めた人に向けて、転職を成功させる上で必要な6ステップのうち、最初のステップ「転職準備」について紹介します。
「転職準備」をしっかりと行うことで
- 転職先の選定に失敗しない
- 面接時にスムーズに受け答えできる
- 退職時のトラブルを避けることができる
といったメリットが期待できます。
転職を成功させるにあたって大変重要なステップですが、ここを飛ばして転職活動を始める人は多いです。
意外かもしれませんが、薬剤師としての業務はレベルが高いのに、転職がうまくいかない方は実際に存在します。
逆に自分の能力以上に評価されて、相場よりも高い給与で内定を勝ち取る人もいます。
今回の記事では「転職準備」として
- 転職エージェントへの登録のタイミング
- 動機(なぜ転職したいと考えるのか)
- 目的(今とは違う何を求めるのか)
- 自己分析(これまでキャリアを積んできたのか)
- スケジュールの立て方
の5つの切り口で、「転職準備」を進めていきます。
最後まで読んでいただければ、スタートとゴールが定まるので、転職全体が効率よく進み成功の確率が高まること間違いなしです!
最初のステップでつまずかないようにしっかりついて行きます!
- 現場の薬剤師として白衣を着て22年
- 保有資格歴|薬剤師免許/認定薬剤師/禁煙指導薬剤師/薬局実務実習指導薬剤師(調剤薬局)/健康サポート薬局研修終了済(調剤薬局)
- 過去の役職経験実績|管理薬剤師(調剤薬局)/エリアマネージャー(調剤薬局)/採用担当者(調剤薬局)/毒劇物取扱責任者(調剤薬局)/学校薬剤師/薬剤部長(病院)/医薬品取扱責任者(病院)/麻薬管理者(病院)
効率のよい転職活動のためには最初が肝心!
早く転職をしたいと考えると思うあまりに、転職の目的が曖昧なまま活動を始めてしまう人がいます。
気持ちは分かります。
しかし転職活動全体を考えると、事前に目的やゴールを決めた方が結果的には効率的です。
転職活動にかかる時間を短くできたり、転職後のミスマッチ避けることができます。
事前準備は、転職を考えたころからスタートさせるべきです。
初めての転職で不安が大きい場合は、事前準備を始めた段階で転職エージェントに登録し、担当者からアドバイスをもらう方法もあります。
薬剤師が転職を考え始める理由6選
では、他の薬剤師はどのような時に転職をしたいと考え始めるのでしょうか。
大きく分けると以下の6つの代表的なパターンが見えて来ました。
職場の人間関係に問題があった
上司とのトラブルだけではなく、同僚や患者さん、事務スタッフなど職場の人間関係が原因で転職を考え始めることが多いようです。
薬局や薬剤部は閉鎖的な空間になることも多く、一度壊れた人間関係は当事者だけでは解決が難しくなることも多々見られます。
結婚や妊娠により環境や生活が変化した
自身や家族の環境の変化に伴って転職を考えることがあります。
急な変化の場合には、状況によってはブランクが空いてしまうこともあります。
ブランク復帰の転職活動も転職エージェントに相談に乗ってもらえます。
登録がまだの方は、公開求人で妥協せず、少しでも有利な条件で働けるよう転職エージェントの活用を検討してみてください。
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会社の待遇に不満があった
休暇や報酬、労働条件の不満は転職を考えるきっかけになります。
こういった理由の場合は転職での解決が最適解であることも多いようです。
会社の将来性に不安があった
個人経営でも起業でも、コロナの影響は薬剤師にも無関係ではありません。
患者数や処方枚数の減少はどの現場でも良く聞かれます。
その他、経営者一族によるワンマンな経営体制や、最新機器を導入しない前時代的な経営などは転職を考えるきっかけになります。
今よりも労働環境が良い仕事や職場が見つかった
今はネットを介してさまざまな情報に簡単にアクセスできます。
ある程度調べてみると、自分の給与が相場より低かったり、残業代の支払いなどが法的に満たされていないことに気がつく事もあります。
こういったケースも転職を考え出すきっかけになります。
スキルアップやチャレンジをしたかった
自分の薬剤師としての将来を考える中で、スキルアップやチャレンジしたいことが見つかる事があります。
現職のままでは、スキルアップが叶いそうにない時にも転職を考えるきっかけになります。
転職が必要かなと考え始める事が転職活動のスタートです!
転職が必要かなと考え始めた時が転職活動のスタートです。
ゴールはもしかしたら現職を続けることかもしれませんし、転職になるかもしれません。
何かを変えたいと思ったら、行動することだけが未来を変えてくれます。
「転職準備」の流れ
転職準備から実際に新たな転職先で働き始めるのは3ヶ月程度かかる事が多いようです。
そのうち5日〜7日程度をこの最初のステップの転職準備に使う必要があります。
転職準備に必要なことは、自分だけで考える人も多いと思います。
しかし、ご自身だけで考えがまとまらないと感じたら、すぐに転職エージェントへの登録をおすすめします。
まだ決まってないうちから登録していいの?
自分だけで準備が難航する、考えがまとまらない場合は、担当のエージェントについてもらってアドバイスをもらうのも一つの手段です。
特に初めての転職の場合は、転職ノウハウに秀でたエージェントのアドバイスを聞くことは大変有意義です。
エージェントを活用して転職計画や自己分析のお手伝いをしてもらう事が、転職成功への近道ですよ!
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なぜ転職したいのか明確にする
まずはなぜ転職したいのかを明確にします。
できればメモやテキストエディタ、スマホなどを使って書き出して言語化しておくと後々役に立ちますよ。
えー、「残業が多くて忙しいから」とか「嫌な人がいるから」でいいの?
それでは少し不十分です。
ここでなぜ転職したいのかを明確にすることは、転職を成功させる上で非常に重要です。
出来れば数値で示せればより具体的になりますね。
理由は3つです
- 転職をせずに解決できないか、最終確認をするため
- 転職エージェントに自分が受け入れられない条件を分かるやすく伝えるため
- 後の面接時に採用担当者に転職理由をわかりやすく伝えるため
なぜ転職したいかを考えることは、言い換えるとスタート地点を明確にすることです。
残業が多くて忙しいから転職しても、転職先も残業が多ければ意味ないもんね!
転職の目的とを考える(現在の問題解決、もしくは将来の理想のため)
なぜ転職したいのか、動機(スタート)が決まったら、次は目的(ゴール)の設定です。
このゴールの設定も、スタートも設定と同様に非常に重要です。
求人案件は文字通り千差万別、多種多様です。
魅力的な条件にその都度流されていたら、目移りするばかりでいつまで経っても転職先は決まりません。
目的を決めずに転職活動を始めることは、ゴールのないマラソンを始めるようなものです!
それはヤバイ!
目的を設定するには、以下のいずれかの視点で考えるようにしましょう。
- 現状の問題点を解決するために転職する
- 遠い将来の自分の理想とする生き方のために転職する
どちらを目的にするかは人それぞれです。
自分の価値観や人生観、人生におけるステージ、その時置かれている状況でも判断基準は変わってきます。
例えばですが、現在は
・毎月40時間ほどの残業で、疲労とストレスが過剰(スタート地点)
という理由で転職を決めたとします。
そうなると目的は自ずと残業時間の減少や業務の負荷の度合いになると思います。
・処方箋枚数に対して適切な人数の薬剤師が配置されており、残業実績は月10時間以内
といったような事がゴール地点として設定できます。
いくら魅力的な求人があっても、一人薬剤師で残業が多い職場であれば、すぐにまた転職したくなるのは目に見えています。
自己分析やキャリアの振り返りを行う
自己分析は、言い換えると自分の強みや弱みを洗い出す作業です。
この作業はこの後のステップの「書類作成」「面接」の段階で必要になる作業です。
今のうちに、これまでの経験やスキルの棚卸をしてしまいましょう。
って言われても、よく分かんないよ、、、
自己分析が難しい場合も転職エージェントの存在は貴重です。
優秀なエージェントは自分では見つけられないような強みの発見や、弱みをアピールポイントに変換するノウハウにたけています。
もうぜったい登録します、、、
転職計画を立てる
転職準備の段階で、おおよその転職計画を立てることも重要です。
ここでのスケジュールは、2つのことが重要になります。
- いつぐらいの時期に転職したいのか
- 転職を決断したら、どのくらいの期間で退職できるのか
いつぐらいの時期に転職したいのか
多くの場合は、夏冬の賞与を考慮して計画を立てる事が多いと思いますが、年俸制などで働く方は時期を問わず転職できる人もいるかもしれません。
どのくらいの期間で転職できるのか
求人元の採用担当者が気にするのは、この人材がいつから自分の会社で勤務開始できるんだろうということです。
面接の段階でこの情報が分かっていれば、採用担当者が内定を決める際に必ずプラスに働きます。
必要なことは社内の就業規則や退職に関するルールを確認することです。
めんどくさい作業ですが、必ず必要な事項ですので今のうちに調べておきましょう。
ここでこの作業をしておけば後々スムーズですよ!
情報収集
ここまでくれば、転職活動の最初のステップ「転職準備」もほぼほぼ終わりです。
転職エージェントに登録後、担当者との面談が終わったら、実際に非公開の求人の情報が来るまで数日を要することがあります。
その間に、転職の相談ができる人がいればするのもいいでしょう。
おすすめの情報収集は、転職サイトなどで公開された求人情報の検索です。
ネットで検索して出てくる公開された求人案件を知っておくことで、後に担当者が持ってくる非公開求人の質の高さが確認できます。
公開された求人ばかり提案するエージェントは残念な担当者ということか、、、
私はやっぱ複数の会社に登録しとこっと、比べたいし!
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転職エージェントとのやりとり
ここまで約5〜7日で転職準備を進めている間に、担当のエージェントはあなたにおすすめできる求人情報をピックアップしてくれています。
今後転職の成功まで長い付き合いとなる担当エージェントです。
せっかくなのでうまく付き合って、この薬剤師さんにはいい求人情報を渡したいと思ってもらえるような関係を築いていきましょう。
エージェントとうまく付き合うコツ①レスポンスは早く
連絡があったらすぐに反応する、依頼されたことがあったらすぐ取り掛かる、着信に気がついたらなるべく早く折り返す。
こういった行動は意外と重要です。
このレスポンスの速さがあなたの熱意となって担当エージェントに伝わります。
この薬剤師さんは転職に前向きだな、熱心だなと思わせることが重要です。
なぜなら転職エージェント側の報酬は、転職が成立したときに発生するからです。
転職に対して積極的な人とそうでない人がいたら、積極的な人を優先するのは当然です。
エージェントとうまく付き合うコツ①横柄な態度を取らない
あたり前にできている方はお気を悪くされたらすみません。
私の過去の経験からですが、薬剤師は基本的な人付き合い・ビジネスマナーが苦手な方が他の職種より多くいる印象を持っています。
薬学的な知識や輝かしい学歴・経歴は大変素晴らしいのですが、ビジネスにおいて有効活用したければアピール方法については良く考えなければなりません。
転職先の企業が求めることは、あなたの過去の実績そのものではなく、これから先に何をしてくれるかです。
採用担当者を経験しましたが、ぶっちゃけ過去の自慢話は興味なしです。
特に態度が横柄であれば目も当てられません。
過去の実績をアピールするときは、その実績や経験・経歴が転職後にどのように活かせるのかを考えてからアピールしましょう。
面会や電話連絡をするときは伝えたいことは事前に考えておく
この辺も薬剤師のビジネスマナーの弱さの話です。
当たり前にできている方はお気を悪くされないでください。
ビジネスにおいて、連絡前や面会前に話すことや協議すること、自分の意見をはっきりまとめられていないのは大変失礼です。
遠方より来てもらって、実際にあってから考え込むなどしていては時間はいくらあっても足りません。
お互いの時間コストも考慮し、可能であれば電話やLINE、メールなどを駆使してお互いの時間効率を高めましょう。
こういった基本的なマナーの良さは、求職者の知らないところで転職先の採用担当者へ伝わっていきます。
優秀な転職エージェントは面接以外でも、有能な薬剤師の情報を整理してより質の高い求人とのマッチングを考慮してくれるからです。
「転職準備」を終えたら、次は「書類作成」です
ここまで転職準備について読んでいただきありがとうございます。
転職活動全体の中で、この最初のステップである「転職準備」をしっかり考えることは大変重要です。
スタートとゴールが定まるので、結果的には回り道が少なくなり、転職活動全体の期間短縮やミスマッチの回避に役立つはずです。
次のステップでは、薬剤師の転職活動における「書類作成」にフォーカスした記事となります。
みなさんの転職が人生を好転させるものになることを願っています。
それでも転職が決断できない時のアドバイス
ここまで読んで、まだ悩みながら公開求人を眺めて毎日過ごしている方もいると思います。
もしも次のいずれかの状況であれば転職を決断していいタイミングです。
あなたの人生を変えられるのはあなただけです。
あなたが動かないと、ずっと今の場所にいるままです。
少しの勇気で、ぜひ人生を好転させてください!
半年以上同じことで悩んでいる
もしも同じことで半年以上悩んでいるならば転職のタイミングです。
半年悩んで解決できないということは、自分自身での解決が不可能か、組織自体に改善の機能が備わっていないかのどちらかです。
これ以上時間を無駄にしないようにしましょう!
転職エージェントへの登録は本当に数分で、あなたの人生が動き出しますよ!
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今の職場に尊敬できる人がいない、学ぶ事がない
今の職場に尊敬できる人がいないこと、もしくは学ぶことがないことは致命的です。
職場に尊敬できる人がいると、尊敬できる人の仕事を間近で見ることができます。
それが良い仕事につながり、自分のキャリアアップや報酬アップにつながるからです。
学びのある環境に自分を置くべきです。
尊敬できる人・学べる環境がなければ転職のタイミングです。
ハラスメントが横行してる
自分がもしハラスメントの被害者であれば、もちろん勇気を出して被害を訴えるべきです。
しかしながら口で言うのは簡単ですが、言い出せないからこのように社会問題にまで発展しています。
そして被害者でなくとも、ハラスメントの横行している職場にい続けるのは、想像以上に心身を疲弊します。
上の項でも述べましたが、半年以上悩んでいるのならば腐った組織はこちらから見限るのも一つの手段となります。
改善には大変な労力と時間が必要な場合が多いです。
あなたの時間も体力も有限で貴重なリソースなので、無駄なことに割く必要はありません。
もし会社に自浄作用が働かないのであれば転職を決断するタイミングです。
報酬に納得できない
自分の能力や努力に対して報酬が見合わないと思ったら、転職エージェントに相談してみましょう。
年齢や経験、地域の給与の相場を熟知しているのは、地方の求人情報にも強いファルマスタッフのエージェントです。
担当のエージェントと相談してみて、自分の給料が平均以下もしくは相場よりも低いなど分かれば、それは転職を決断していいタイミングです。
悩みが深刻化して自分だけでは結論が出せない時も、転職エージェントへの登録はおすすめです。
自分が動き出さないと、今の場所に留まるだけです。
少しの勇気を出して、人生変えてください!
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