薬剤師コラム

【ドリームキラー対策】転職を誰に相談するか問題

ねこちち

みなさんは薬剤師として転職し新たなチャレンジを考えるときに誰に相談しますか。

  • それは家族に決まっている
  • 自分は独身だし恋人だな
  • なんでも相談できる上司です

中にはそんなことは自分一人で決めて自分一人で行動に移せるよって、男らしい人もいるかもしれませんが、私の場合は不安で誰かに相談したくなっちゃいます。

この記事ではそんな不安や悩みを解決すべく、転職を誰に相談するか問題についての記事をまとめています。

この記事を読んで欲しい薬剤師はこんな人
  • 転職の決断ができない場合、適切な相談相手は誰か知りたい人
  • ドリームキラーとはどんな人か、どう付き合うべきか知りたい人
  • 都合の悪い意見に価値はあるか知りたい人
この記事に書かれている事
  • 相談したいとは言いつつ結論は出ていることも多い
  • 相談相手の候補者
  • ドリームキラーとは
  • 大切な人がドリームキラーになった場合の対処の仕方
悩める人

なぜ転職したいと考えているのか、もう一度整理して、反対する家族へ論理的に説明できるようにしてみます!


この記事を書いた人

【2022年度対応版】薬剤師転職、成功へのロードマップみなさんは薬剤師として転職する場合、特に初めての転職をする場合にはいろいろな不安や悩みがありますよね。「何から始めれば良いかわからない」「新たな業務を覚えるのが不安」「自分の強みがわからない」「転職エージェントへの登録がめんどくさいこの記事ではそんな不安や悩みを解決すべく、転職成功へのロードマップとして記事をまとめています。...

多くの場合は既に結論は出ている

私の経験からの私見です。誰かに転職を相談したい場合、あなた自身の中ではおそらく転職をした方がいいのではないかと、ほぼ結論が出ている状態だと思います。どうでしょうか?

現状の全てに満足できる状況であれば、誰かに相談したいとは思いませんし、我慢できる程度の不満であれば、誰にでもどんな職場にでもあるはずです。

誰かに相談したいとき = 転職したいと考えているとき

ではないかと思います。

自分の中でほぼ結論が出ている状態で、決断を下すまでに、誰にどういう相談をすべきか考えてみます。

誰に相談するべきか

転職したいと考えているあなたが、そのことを相談する相手はどんな人でしょうか。

よくある候補者を例にあげて考えていきたいと思います。

同僚・上司

可能な限り避けるべき相手です。自分の辛さや待遇の悪さは一番理解してくれるかもしれませんが、転職の相談となると不適切です。

理解はしてもらえても応援をしてもらえる可能性は限りなく低く、転職しない決断をした場合にはその後の業務への悪影響が考えられます。

転職を決断する場合にも、ブラックな傾向の会社では、転職活動の妨害など不測の事態を招きかねません。もちろん誹謗中傷などは犯罪行為なので、最悪な場合などは裁判等で損害請求ができるかもしれませんが、人生の時間は有限です。

トラブルの種は事前にさけるべきです。

職場のOB・OG(別の職場へ転職した元同僚など)

対象の方と親密であれば是非お勧めしたい相談相手です。

一番聞きたいことは転職してどんな事が良かったかを聞きたいところですが、これを聴くだけではもったいないです。

逆に転職してわかった現在の職場のいいところを聞いてみるのもおすすめです。人間というものは現状の幸せには意外と気が付きにくいものです。

新しい恋人ができたら、元恋人の良かったところに気がついた、みたいな例えだとわかりやすいでしょうか。

私自身の経験から言えば、大手のチェーン薬局では細かな社内ルールが多く、教育研修にしても帳簿にしてもとにかく量が多くて大変でしたが、個人経営の会社に移って感じたことは、ルールが決まっていないことは不安を産むということです。

どんなことでも良い側面と悪い側面があります

公的機関(ハローワーク・おしごとアドバイザーなど)

公的機関もわりとオススメの相談相手です。適切な相談相手がいない時に無料で相談が可能です。

例えばハローワークであったり、厚労省が提供する「おしごとアドバイザー」などがそれに該当します。

しかしながらデメリットもあって、ハローワークで公に公開されている求人の中には特別な高待遇の求人はほぼありません。この理由については別記事で取り上げていますので、興味のある方は参考にされてください。

転職サイトと転職エージェントの違い ねこちち みなさんは薬剤師として転職を考えたときに転職サイトと転職エージェントの違いを理解していますか。 「転職先は求人サイトの...

オススメの利用の仕方としては、相談は無料のハローワークなどを利用し、実際の求人は次にあげる転職エージェントに相談といった方法もあります。

転職エージェント

これもオススメの相談相手です。というか相談相手としては1番のプロフェッショナルです。

しかしながら先方もビジネスで転職相談をしていますので、やはり転職はしたくないと思っても、転職を勧めてくる可能性もあります

転職はやはりすべきでないという判断をしたら、きちんと意思表示をして断らなければならない場面が出てくるかもしれません。

家族・友人・恋人

転職相談の相手として、みなさんが最初に思いつく人たちではないかと思います。

実はここに挙げた人たちは転職相談の相手として非常に要注意です。というのは適切な相談相手である場合と、適切ではない場合があるからです。

こういった方が適切な相談相手かどうかを見極める判断基準を私なりに、言語化してみました。次の段落で述べるドリームキラーに注意するべきです。

相談相手おすすめ度注意点
同僚・上司★☆☆☆☆ほとんどの場合、不適
職場のOB・OG★★★☆☆繋がりがなければ話せない
公的機関★★☆☆☆好待遇の求人は期待薄
コンサル会社★★★★☆転職を強いられる可能性
家族・友人・恋人?????ドリームキラーの可能性

ドリームキラーには注意

みなさんはドリームキラーと言った言葉をご存知でしょうか。

直訳すると「夢を壊す人」です。

”転職したい”・”起業したい”・”新たなチャレンジをしたい”、そんなあなたにこんな言葉を投げかけてきます。

「その業界は下火だよ、将来性がないからやめた方がいい

リスクが高いよ、失うものが大きいからやめるべき」

「どこで働いたって、いいところも悪いところもあるよ、転職なんて今までの実績を捨てるだけだよ」

起業なんて、失敗する確率のほうが高いんだからやめておきな」

「その年齢で新しいことを始めても、大変なだけじゃない」

そしてこんなことを言う人たちは、実際にあなたのことを心配しています。あなたに不幸になって欲しくないんです。それが事態を厄介にしています

人生において、家族や友人・恋人などとても大切な存在です。失うわけにはいきません。あなたが何かチャレンジしたい時に失敗することを心配してくれています。

こう言った人たちとどのように付き合っていくべきでしょうか。

ドリームキラーとの付き合い方

失うわけにはいかないドリームキラーとの付き合い方をいくつか紹介します。

データによる根拠を準備しておく

まずドリームキラーの特徴ですが、根拠となるデータを持ち合わせていない場合がほとんどです。

自分の起業や転職の計画について、なぜそういう決断をしたのか根拠となるデータを準備しておきましょう。相談しないとしても自分の思考が整理されるので、なぜなのかを根拠を持って明確に説明できる状態にしておくのは有益なことです。

逆にデータを提示して論理的に自分のチャレンジを止めてくる人の意見は絶対に耳を傾けるべきです。それに反論できない場合はそのチャレンジは失敗の可能性が高いと言うことになります。

見返す気持ちを糧にする

悔しい気持ちは時として、努力の原動力になる事があります。

自分の計画したチャレンジを根拠もないのに直感だけで否定されて、もし悔しい思いをしたのなら、その時の悔しい気持ちをいつでも思い出せるよう、記憶に留めましょう。

新しいチャレンジなんてそもそもうまくいかない確率のほうが高いし、大変な事があるのが当たり前です。

辛くて挫けそうなときや、気持ちが折れそうな時に、その悔しい気持ちを思い返してあの時の相談は自分の意見が正しかったと思わせましょう

大きな成功を収めた人は、往々にして自分の意見が受け入れられなかった辛い経験を持っているものです。

受け流す、自分を信じる

精神論に近くなり申し訳ないですが、どうしても身近な人は心配して色々と言ってくる状況はあるでしょう。これはもう避けられないと割り切るのも策です。

データや根拠に基づかない意見は、全て受け流すと決めてしまうのもいいかもしれません。

逆にこれはデータに基づいての話ですが、人はどんな時に一番後悔するかご存知でしょうか。

失敗したときではないんです。失敗を恐れて行動しなかったことを一番後悔するそうです。

そもそも失敗かどうかは全て自分次第です。私の好きなアインシュタインは実験がうまくいかなかったときはこう言ったそうです。

この方法ではうまくいかないことを発見した

人生を好転させるにはトライ&エラー以外の方法はありません。後悔しないためにも、決断したなら行動しましょう!

最後に。

あなたの転職が人生を好転させる実りあるものになりますように!

ABOUT ME
としき
四度の転職でやりがいも給与もどちらも諦めない選択をしてきました。大手チェーン薬局のエリアマネージャー として採用担当もしていた経験から、実際に現場で役立つ情報を発信していきます。